グラミー賞9回受賞、ブラジル音楽の「巨匠」ジルベルト・ジルさんが京都で公演へ

AI要約

ブラジル音楽の重要なミュージシャンであるジルベルト・ジルさんが半世紀以上にわたり活躍し、京都でコンサートを開く

ジルさんは音楽活動だけでなく、政治家としても知られ、数々の賞を受賞するなど幅広い活動を行ってきた

コンサートは国際的な写真展「KYOTO GRAPHIE」の一環として行われ、注目を集める

グラミー賞9回受賞、ブラジル音楽の「巨匠」ジルベルト・ジルさんが京都で公演へ

半世紀以上にわたってブラジル音楽を牽引(けんいん)してきたミュージシャンで作曲家のジルベルト・ジルさん(82)が26日、京都市左京区のロームシアター京都でコンサートを開く。16年ぶりの来日で、京都公演は初めて。東京や群馬・高崎をめぐる日本ツアーの初日となり、今回が最後の来日になる見込みという。

ジルさんは、1960年代後半、「トロピカリズモ」と呼ばれる芸術運動を先導し、1968年には名盤「トロピカリア」を発表するなど、音楽的地位を確立。一方、サルバドール市の市議やブラジルの文化相を歴任するなど政治家としての顔も持つ。

これまでグラミー賞を9回受賞し、60枚以上のアルバムを発表。近年も2枚連続でアルバムを発表するなど、82歳となった現在も精力的に音楽活動を続ける。

コロナ禍で自然の中で家族とともに曲作りをしたことから、息子や孫らで結成したファミリーバンドでワールドツアーを行う。

コンサートは、京都を舞台とする国際的写真展「KYOTO GRAPHIE」の関連イベントの一環として行われる。

26日午後7時開演。A席8000円~SS席1万5000円。(田中幸美)