野菜のプロが解説!ぶどうをスーパーで買うときにおいしいものを見分けるコツとは?

AI要約

ぶどうの選び方について、色ごとに見極めるポイントがある。

「黒ぶどう」は色が濃いほど熟して甘く、おいしい。

「赤ぶどう」は濃い紅色が基準で、一般的に渋みがある。

野菜のプロが解説!ぶどうをスーパーで買うときにおいしいものを見分けるコツとは?

国産から輸入ものまで1年をとおしてさまざまな種類が手に入るぶどう。とくに夏から秋にかけては国産の出荷量が増え、おいしいものを手頃な価格で食べられるチャンスです。ぶどうを買うとき、みなさんはどこに注目して選んでいるでしょうか。甘そうだと思って買ったものが意外と甘くなかった…という経験はありませんか? 

今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、スーパーでぶどうを選ぶときのコツを教えてもらいます。

最近は、スーパーでもかなりさまざまな種類のぶどうが並ぶようになりましたが、見た目の「色」で大きく3つのタイプに分類することができます。「黒ぶどう」と「赤ぶどう」と「緑ぶどう」です。

「黒ぶどう」は巨峰に代表されるような、甘みの強いぶどう。「赤ぶどう」は赤ワインの原料にもなる少し渋みのあるぶどうで、「緑ぶどう」はシャインマスカットなどさわやかな風味のぶどうです。

分類のしかたには複数の方法があり、「緑ぶどう」のなかで、さらにマスカットや白ぶどうなどと分類する場合もありますが、スーパーで選ぶときはひとまず「黒」「赤」「緑」を覚えていれば十分です。

ぶどうを選ぶには、まず皮の色味を見ていただきたいのですが、その見極めかたはタイプごとに異なります。

巨峰などの「黒ぶどう」は、とにかく色が濃いものがおすすめ。濃い黒紫色で、もうほとんど黒といえるような色のものほどしっかり熟していて、甘くておいしいです。

「赤ぶどう」の場合も色は濃いほうがよく、品種によって多少の差はありますが、だいたい濃い紅色のイメージを持っていると大きく間違えることはありません。

一方、シャインマスカットなどの「緑ぶどう」は、緑が濃いものより、黄色みがかっているものがおすすめ。緑が濃いものはやや酸味が残っていることが多いですが、黄色っぽくなってきているものほど甘みがしっかり出ておいしいです。