「今日生理?…し放題じゃん」…父になったのに、生理のリアルも知らない男たち。女たちが絶望している「令和の生理問題」

AI要約

生理に関する誤った認識や偏見について、専門家の見解と生理について苦労してきた女性の実体験が語られている。

生理が重いと感じる女性の苦悩や、周囲から受ける心無い言葉、さらには男性からの暴言について語られている。

生理による肉体的・精神的苦痛が理解されず、誤った認識や偏見が生じている実態が浮き彫りにされている。

「今日生理?…し放題じゃん」…父になったのに、生理のリアルも知らない男たち。女たちが絶望している「令和の生理問題」

生理に対する認識の甘さがときおり、SNSで話題になることがある。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。

「生理用品のCMの影響から生理の血は青だとか、生理中は避妊しなくていいだとか、お風呂に入ると血の海だとか…とんでもない情報を鵜呑みにしている人が一定数いるようです。少しずつ、生理や性に対する発言がオープンになってきたとはいうもののまだまだだと思い知らされますね」

今回お話を伺ったのは、生理でさまざまな苦労をしてきたと話す女性だ。

----------------------------------------------------------

島崎涼子さん(仮名・38歳)は、生理が重い方だと話す。

「生理といっても血が出ている瞬間だけでなく、前後の体調の悪さもあって、月に正常でいられるのは1週間もない場合も。生理中はなおさらです。本当にしんどいし、どうにかならないかな?といろいろ対策もしています。病院だけでなく、漢方やお灸にもたよったり…それでも辛いです」

学校や仕事を休むこともあり、その度心のない言葉をかけられてきたと話す。

「女だけずるいとか、特別扱いだとか給料泥棒なんていう陰口を言われたこともあります。おおげさだとか言いますけど、これは経験した人でないとわかりません。自分の意識とは関係なく、血がドボドボと出るんですよ。しかもどろりとした塊の血が出ることもあるんです。それが、1週間続く…耐えられますか?こんなこと話しても想像できないんでしょうけど」。

さらに涼子さんはこれまで付き合ってきた男性からも生理に対して、暴言を吐かれた経験を持つ。

「生理はセックスできない日と認識していて、せっかく会ったのにできないじゃんと帰られたこともあります。当時はまだ若かったから、それに対して何も言えず、怒らせちゃったかな?とか申し訳ない気持ちすら抱いていました」。

信じられない認識である。さらに、別の男性にはこんな事を言われたこともあると話す。

-生理の日は子供できないんでしょ?やりたい放題じゃん!