不妊の心配も...?「重い生理」に悩む30代女性、医師に相談するも「仕方ない」。その裏に潜む"本当の原因"が明らかに

AI要約

11歳の時に初潮を迎える際に生じた問題から、生理に関する苦労が続く中、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と糖尿病前症と診断され、それをコントロールするための治療に取り組むことに。

ピルを処方しても症状が改善しなかった経緯、そして専門医による症状の認識不足に苦しむ。

医師からのアドバイスを実践しながらも、生理の重さを軽減することができず、適切な治療法を模索する過程にある。

不妊の心配も...?「重い生理」に悩む30代女性、医師に相談するも「仕方ない」。その裏に潜む

私は11歳の時、体の右側にひどい痛みを覚えた。母が盲腸ではないかと心配して私を緊急救命室に連れて行き、超音波検査をすることに。そのあと医師が部屋にやってきて、母にこう言った。

「お母さん、娘さんは今まさに女性になろうとしているところなのですよ」。

私はそれがどういう意味なのか全くわからなかった。医師は、私の卵巣に嚢胞があり、それが破裂すると初潮を迎えると説明した。それから間もなく、本当にその通りのことが起こった。非常に出血量が多く、ひどい腰の痛みや腹痛をともなったが、母は「大丈夫、これは普通のことだから。みんなそうなのよ」と言って私を安心させた。

月経が始まってからの最初の数年間、私の生理は非常に不定期で、一度来ると最低2週間は続いた。あまりに重たく、痛みも激しかったため、学校や友人とのイベントを休むこともあったが、"女性である証だから仕方ない"と私は諦めていた。

14歳の時、ピルを服用して生理をコントロールしている子がいると聞いた。しかし、私の家は宗教的信条から、両親がそれを許してくれることは決してなかった。18歳になり、ようやく親の許可が不要になると、私はすぐさまかかりつけの医師を訪ね、ピルを処方してくれるよう懇願した。そうして手に入れた念願のピルは、生理を規則正しくすることには役立ったが、出血のひどさには効果を見いだせず、体調の悪さは相変わらずだった。

それからしばらくして、実家を離れて新しい都市に住み、新しいかかりつけの医師を持つようになった。

糖尿病の家系ということもあり、医師はいくつか検査をした結果、私は糖尿病前症で、テストステロン(男性ホルモン)値が非常に高く、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)だと告げた。それは、ここまで生きてきて初めて聞く病名だった。

医者は、PCOSが原因で私の卵巣に嚢胞があり、毎月の生理が非常に重たいのだろうと説明。そして、血糖値をコントロールする低容量の糖尿病薬メトホルミン(インスリン耐性はPCOSの一つの症状)を処方し、アドバイスとして「もっと健康的な食事をし、もっと運動するように」と指示した。もちろん、言われることは全て試したが、生理の重さを軽減することには全く効果がなかった。専門医に紹介してくれるよう依頼を試みたが、なんと断られる始末。「できることは全てやっている。その必要はないよ」と医師は主張した。