戦火に焼かれた友、がれきの下に押し込められた残虐…語り部の今

AI要約

夏が来るたびに、私の周りから戦争体験を話してくださっていた方が、ひとりまたひとりと去っていかれます。

高齢の方々に実際の戦争体験を伝え聞けた環境は、どんなに恵まれていたのでしょうか。

2024年、戦後79年目の夏を迎えます。周りの高齢の方々の声に、耳を傾ける必要があるのではないでしょうか。

戦火に焼かれた友、がれきの下に押し込められた残虐…語り部の今

介護の現場で出会った人から「幸せになる方法」を教わった、と語る介護福祉士でイラストレーターの高橋恵子さん。今度はあなたに、イラストと言葉でメッセージを届けます。

夏が来るたびに、

私の周りから戦争体験を話してくださっていた方が、

ひとりまたひとりと去っていかれます。

振り返れば、高齢の方々に実際の戦争体験を伝え聞けた環境は、

どんなに恵まれていたのでしょうか。

いまだ絶えることのない、遠い国の戦火。

がれきの下に押し込められた残虐に思いをはせ、

せめて平和を願いつづけるためには、

私たちは、今いちど、

周りの高齢の方々の声に、耳を傾ける必要があるのではないでしょうか。

2024年。

戦後79年目の夏を迎えます。

《高橋恵子さんの体験をもとにした作品ですが、個人情報への配慮から、登場人物の名前などは変えてあります。》