小1の子どもが「学童」に通っていますが、夏休みの「お弁当作り」に悩んでいます。“食中毒対策・メニューのマンネリ化”など、どう乗り切れば良いでしょうか…?

AI要約

夏休みの間続くお弁当作りを食中毒のリスクやメニューのマンネリ化、家計への負担を考慮して乗り切る方法を紹介します。

食中毒予防には手洗いや適切な調理、抗菌素材の弁当箱の使用が重要です。

作り置きおかずや下準備の活用、曜日ごとのメニュー決め、子どもとの協力、費用の抑制など工夫が必要です。

小1の子どもが「学童」に通っていますが、夏休みの「お弁当作り」に悩んでいます。“食中毒対策・メニューのマンネリ化”など、どう乗り切れば良いでしょうか…?

子どもたちにとっては楽しい夏休みですが、働く保護者にとって子どもの「お昼ごはん」は大きな問題の一つです。特に小学1年生の子どもを持つ親にとっては初めての長期休暇で、学童に持たせるお弁当作りは大きな悩みの種となっている家庭もあるでしょう。

本記事では、夏休みの間続くお弁当作りを食中毒のリスクやメニューのマンネリ化、家計への負担を考慮して乗り切る方法を紹介します。

夏場の弁当作りで最も気をつけたいのが食中毒です。調理前の手洗いを徹底し、生ものは避け、十分に加熱調理しましょう。調理後はすぐに冷まし、保冷剤を使って保冷バッグに入れるのが鉄則です。

また、抗菌作用のある素材を使った弁当箱を選ぶのもおすすめです。厚生労働省でも、家庭でできる食中毒予防の方法を紹介しています。ポイントは図表1のとおりです。

<図表1>

厚生労働省 家庭でできる食中毒予防の6つのポイント

お弁当作りの時間を短縮するコツは、作り置きおかずが強い味方になります。週末にまとめて調理し、小分けにして冷凍しておくと便利です。市販の冷凍食品を活用するのも効率的でしょう。

また、朝早く起きて作りたてのお弁当を持たせるのが理想的ですが、毎日それを実行するのは大変です。そこで、前日の夜に下準備をしておくのもおすすめです。野菜を切っておいたり、肉や魚に下味をつけておいたりすることで、朝の時間を大幅に短縮できます。

毎日違うメニューを考えるのは大変ですが、曜日ごとに主食を決めておくと、毎朝作るメニューに悩まされずに済みます。例えば、月曜日はおにぎり、火曜日はサンドイッチ、水曜日はパスタ、というようにバリエーションを保ちやすくなり、マンネリ化も避けられるでしょう。

また、子どもと一緒にメニューを考えるのも良い方法です。子どもの好みを反映させることで、喜んで食べてくれる可能性が高まります。

メニューを考える時に気になるのが費用です。文部科学省が令和3年に実施した調査によると、公立小学校の学校給食費の平均月額は4477円、仮に1ヶ月が20日とすると、一食あたり約224円となります。

対して、マルハニチロの調査によると図表2のとおり、一食の弁当に300円以上かけている人の割合が42.9%と半数近くを占めています。

家計への負担を軽減するためにはセール品はもちろん、安く手に入りやすい旬の食材を活用しましょう。また、作り置きおかずを上手にリメイクすることで食材の無駄を減らし、食費を抑えることができます。