節約のために毎日「手作り弁当」を持参している同僚。夏場は衛生的にも「社食」がいいと思うのですが…1ヶ月で昼食代はどれくらい違いますか?
手作りのお弁当と社食の昼食代を比較し、お弁当を持参する場合の節約方法を解説。
お弁当を作る理由やかかるコスト、社食のメリットについて考察。
節約目的や健康面を考慮して、昼食代を工夫するポイントを提示。
昼食を手作りのお弁当にすると節約にもつながりますが、夏は食中毒などが起きやすいため衛生面で不安な方もいるでしょう。少しの差だったら安い社食でも節約できる可能性もあります。
昼食の節約方法に疑問がある方のために、本記事では手作りのお弁当と社食では1ヶ月当たりどれぐらいコストの差があるのか解説します。衛生的なお弁当の作り方も解説するので、ぜひ参考にしてください。
全国農業協同組合連合会(JA全農)が行ったアンケートによると、お弁当を作って持参する方は42.4%程度だと分かりました。お弁当を作って持参する理由とかかるコスト、400円の社食を利用するメリットをみていきましょう。
■お弁当を作る理由とかかるコスト
お弁当を作って持参する理由をたずねたところ、表1のような結果になりました。
表1
出典:全国農業協同組合連合会(JA全農)「現代人のお弁当事情に関するアンケート」を基に筆者作成
お弁当を作って持参する理由は「安く済む」という理由が最も多く60.4%でした。次いで、栄養バランスやヘルシーさなど、健康面を考慮する意見もあります。節約目的の方が多いですが、実際どれぐらいコストがかかるのかみていきましょう。
お弁当1食あたりかかるコストは表2の通りです。
表2
出典:全国農業協同組合連合会(JA全農)「現代人のお弁当事情に関するアンケート」を基に筆者作成
アンケートによると約48%の方が、お弁当を300円以内で作っています。さらに、お弁当にかかるコストをいくらにおさえたいかアンケートをとったところ、300円以内が32.1%、200円以内と答えた方が21.2%でした。
このことから、お弁当を持参すると400円の社食より最低でも100円は安くなることが分かります。月に20日出勤した場合の昼食代はお弁当を持参すると2000円の節約につながります。
■400円の社食を利用するメリット
400円の社食を利用するメリットとして、以下の点が挙げられるでしょう。
●安い
●社員同士でコミュニケーションがとれる
●近くで食べられる
●昼食をゆっくり食べられる
社員同士で社食を利用すれば、コミュニケーションもとりやすいです。さらに、社内で昼食がとれるため外に出る必要もなくゆっくり食べられるメリットもあります。