【日本にこんなとこあるの?】絶景過ぎて笑っちゃう「四国の果ての果てのキャンプ場」に行ってみました

AI要約

高知県の沖ノ島は、四国最南端に位置する絶海の孤島で、自然豊かなキャンプ場がある。

片島港からフェリーに乗り、沖ノ島に渡ると、島のおじさんが案内してくれる。

白岩岬キャンプ場では、施設のリニューアルが行われており、四国最南端の灯台も見ることができる。

【日本にこんなとこあるの?】絶景過ぎて笑っちゃう「四国の果ての果てのキャンプ場」に行ってみました

 どうもこんにちは。誰が呼んだか「絶景キャンプフォトグラファー」こと猪俣慎吾です。

 あっという間に梅雨が明けたと思ったら、今度は酷暑が日本全国を覆っていますね。そこで、少しでも開放的な気持ちになれるキャンプ場をご紹介するために、今回は島キャンプをご提案します。

 それでは行きますよ!

 高知県の宿毛市(すくもし)は、国内でも首都圏からアクセスにもっとも時間がかかる地域だ。さらに、その宿毛港から船に揺られて1時間。四国最南端の島「沖ノ島」をご存知の方はいるだろうか。

 釣り人にとっては、人生で一度は訪れたい島として知られているようだが、残念ながら自分は釣りは趣味としては嗜んでいない。でも、絶海の孤島らしいキャンプ場があると聞き、沖ノ島行きのフェリーが出航している片島港まで足を延ばしてみた。

 片島港に辿り着いたら、切符を購入。1日1往復しかないフェリーに午後2時半に乗船し、沖ノ島までは片道1時間の道のりだ。

 沖ノ島にはレンタカーはないが、公共のバスがあると聞いて上陸した。しかし、バスではなく軽ワゴン車で、運転手は島のおじさんだった。

 これだけでも、東京育ちの自分にはワクワク感が堪らなかった。行き先の白岩岬公園キャンプ場を伝えると、今日のお客は自分と息子だけだったので、島内を案内してくれるという。もちろん、お言葉に甘えることにした。

 島は坂道が多くて、自転車で回ろうとしたら相当苦労するのが容易に想像ができる。おじさんの話によると、島には大小5つくらいの集落があり、島民は200名を切るくらいだそう。沖ノ島は、保元・平治の乱の戦いに敗れた源氏の落武者7人が住み始めたのが始まりのようだ。

 島を一周してから白岩岬キャンプ場に着くと、おじさんは一緒に降りてキャンプ場を案内を買って出てくれた。訪れた昨年の夏は、ちょうどトイレなどの施設をリニューアル工事中だったが、この記事が公開される頃には完成しているだろう。 

 キャンプ場の奥に進むと、なにかの碑があるので近づいてみると、『四国最南端の灯』と書いた石碑があった。最初は「ここが四国最南端?」と勘違いしそうになったが、どうやら四国最南端の灯台があったことを示してるらしい。

 ちなみに四国最南端は足摺岬だ。どちらにせよ果ての果てに来た感はある場所だ。

 おじさんが、岬の先に見える島がなにに見えるか尋ねてきた。ちょんまげのある侍のように見えたのだが、正解は裸の女性が横たわっている姿。だから、その島は「姫島」と名付けられた無人島だそうだ。

 言われてみれば、そのように見えなくもない。