「夫の言動すべてに発狂しそう!」イライラと倦怠感をコントロールできない。これが私には無縁だと思っていた、更年期?

AI要約

更年期に近づく53歳の女性ピアノ講師、フミさんの生活と健康について語る。

子どものいない夫婦関係で、安定した暮らしを送るも、ケンカが修復不可能な危うさを感じている。

長年続けるスイミングで健康を保ちつつ、更年期の症状を感じ始める。

「夫の言動すべてに発狂しそう!」イライラと倦怠感をコントロールできない。これが私には無縁だと思っていた、更年期?

閉経の前後5年を一般に更年期と呼びます。日本人の閉経の平均年齢は一般的には50歳といわれていますが、新しい研究での平均値は52.1歳とされています。となると、47~57歳の世代は更年期に当たる人が多くなります。身体の不調に苦しみ「更年期障害」の状態に至る人もいます。

私ってもう更年期なの? みんなはどうなの?

オトナサローネは同世代の女性100人がいまどのような更年期を迎えているのか、そのあり方を取材しています。(ご本人の年齢や各種の数値は取材時点のものです)

【100人の更年期#108】

◆フミさん 53歳

ピアノ講師。幼少期からスイミングを続けている。コロナ禍に更年期を感じ始め対応に苦慮した経験あり

はじめまして。ピアノ講師をしていますフミといいます。現在53歳で、2024年12月に54歳になります。

私は、25歳のときに結婚して、現在は夫と二人暮らしで、子どもはいません。子どもがいないせいか、長く付き合ってきたカップルみたいな夫婦です。といっても、いつまでもラブラブな恋人同士というより、ほどよい距離感を保って安定した暮らしを乱さないようにしている感じです。

子どもがいれば、ケンカをしても子どものために我慢できることがあると思いますが、私たちには子どもというクッションがなく、仮にいま大ゲンカをしたら、二度と関係修復ができなくなりそうな気がしています。

そんな、少し危うい夫婦関係の私ですが、日ごろからスイミングをしていて、心身の健康には自信があるほうです。スイミングは、子どものころから現在まで続けています。おかげで、45歳のときに一度だけ大きな病気をした以外は、あまり病気に悩まされることなく今日まで来ました。50歳になったころから同世代の友達が「更年期で辛い」という話をするようになっても、正直、その辛さがどのようなものか分かりませんでした。

どこかで「自分はこのまま、更年期の症状を感じないかも」と思っていましたが、あるときから、体の変化を感じるようになりました。