太りやすいのはどっち? 「レバニラ炒め or 豚のしょうが焼き」【ダイエットクイズ】

AI要約

暑い日が続くと、体調不良が起こりやすくなるため、スタミナ料理が重要です。

代表的なスタミナ料理であるレバニラ炒めと豚のしょうが焼きのカロリーを比較すると、レバニラ炒めの方がカロリーが低いことが分かる。

食材や調理法によってカロリーが異なるため、健康的な食事を心がけることが大切。

太りやすいのはどっち? 「レバニラ炒め or 豚のしょうが焼き」【ダイエットクイズ】

暑い日が続くと、疲れやすくなったり、体がだるくなったり、体の不調が起こりがち。そんなときはスタミナ補給できるものを食べて体調を整えたいですよね。そんなスタミナ料理の定番といえば、レバニラ炒めと豚のしょうが焼きが思い浮かびますが、この2品のカロリーはどのくらいなのでしょうか? そこで、ダイエットにも役立つカロリークイズを出題!

健康的な身体づくりや食生活を考える上で、食材やメニュー選びはとても大切ですよね。食やカロリーに関する基本的な知識も身につくので遊び感覚でぜひ挑戦してみてください。栄養管理士の資格を持つライター川越光笑さんに解説していただきました。

レバニラ炒め

スタミナ料理の代表でもあるレバニラ炒めは、夏バテ対策にもおすすめのメニュー。レバーは、牛・豚・鶏とありますが、今回は豚レバーを使用し、具材はニラともやしを使用した場合で栄養価を計算。

豚のしょうが焼き

しょうがのピリッとした風味が食欲をそそる豚のしょうが焼き。季節問わず人気ですが、疲れた身体を元気にしてくれるので暑い日々を乗り切るパワフルメニューとして夏にぴったり。

スタミナ料理として定番の2品。ダイエット中でも安心なのは、どちらでしょうか? 正解は……? それぞれのカロリーと特徴を解説します。

バランスのいい食材でカロリーダウンも

パワーフードとして知られる「レバニラ炒め」と「豚のしょうが焼き」。そもそも疲れた時に食べたくなる理由があります。疲労回復効果のあるビタミンB1が、豚肉には豊富に含まれているからです。

レバニラ炒めで使われるのも、たいてい豚のレバーですが、鶏や牛のレバーと比べて脂質・糖質の代謝を促すビタミンB2が多く、目や皮膚の粘膜を健康に保つビタミンAや鉄の含有量もトップ。つまり不足がちな栄養素を補ってくれるのが、豚肉というわけです。

では、本題です。カロリー面で「豚のしょうが焼き」の方が高くなるのは、なぜでしょうか? 豚のしょうが焼きの一人前のレシピからチェックしていきましょう。

まず、豚ロース100gを使用すると248kcalです。しょうがのすりおろしは小さじ1ほど。豚肉を油で炒めて、しょうゆと酒、みりんで味つけすれば、約110kcalに。ごく一般的な作り方だと、豚の生姜焼きのカロリーは合わせて約360kcalになります。

豚のしょうが焼き<食材の内訳>脂身つき・豚ロース100g・248kcal、しょうがのすりおろし約4g・1kcal <調味料の内訳>植物油6g・53kcal、しょうゆ18g・14kcal、酒15g・13kcal、みりん12g・29kcal

次に、レバニラ炒めのレシピをみていきましょう。豚レバー50g使用の場合、57kcalになります。野菜は、ニラやもやしが加わりますので同量の50gを入れたとします。レバーには塩こしょうで下味をつけて片栗粉をまぶし、にんにくとしょうがのみじん切りを油で炒めてからレバーと野菜類を加えて調味すると約96kcalに。よって、レバニラ炒めの総カロリーは約170kcalになります。

割と低めだと思いませんか? このように、レバニラ炒めは肉だけでなく野菜もたくさん含まれますのでカロリーダウンが狙えるのです。

レバニラ炒め<食材の内訳>豚レバー50g・57kcal、ニラ50g・9kcal、もやし50g・約8kcal <調味料の内訳>塩2g・0kcal、こしょう0.5g・2kcal、片栗粉4g・14kcal、にんにく3g・4kcal、しょうが2g・0.5kcal、植物油6g・53kcal、しょうゆ6g・5kcal、オイスターソース4g・4kcal、酒15g・13kcal

汗をかく夏には鉄分も損なわれやすいため、豚レバーを使った料理を賢く召し上がるといいですね。ただし、ビタミンAを多く含む豚レバーは、摂取量の上限があり、成人一日2700までとされています。毎日食べ続けることはお控えください。

※具材や量、調理法によってもカロリーは異なります。

[参考資料]文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂)、『食品のエネルギーランキング決定版! ダイエットの食品 早わかり』(女子栄養大学出版部・刊)