20~30代前半に大人気 “広さ3畳”の「極セマ物件」 投資物件としても沸騰の背景に「3つの理由」

AI要約

若者を中心に注目を集めているのは広さ3畳ほどの極セマ物件。都心の駅近などの人気エリアで、比較的安価で貸し出されている物件です。

極セマ物件の人気の理由は、20代から30代前半の若い世代を中心に、都心の人気エリアで通常よりも2~3万円安く住めることにある。

入居者の属性は様々で、お医者さんや美容師、アパレル関連のお仕事をされている方、夜遅くまで勤務する職業の方、学生などが多くを占めている。

20~30代前半に大人気 “広さ3畳”の「極セマ物件」 投資物件としても沸騰の背景に「3つの理由」

 間宮祥太朗(31)と佐藤二朗(55)が出演し、奇妙な間取りの家にまつわる謎解きがテーマとなった映画と言えば『変な家』(3月15日公開)。興行収入40億円超えと2024年に公開された邦画の中でも屈指のヒットを記録した本作だが、そんな“話題の家”映画に負けじと現在、東京都内で高い注目を浴びているのが広さ3畳ほどの「狭い家」だという。

「ネット上で不動産仲介を行なう株式会社ライフルが24年4月に公開した調査によれば、23区内では一人暮らし向けの物件も家賃が平均10万円を超え、前年よりも賃料が8%上昇したとの調査結果が出ています。昨年都内で販売された新築マンションの平均価格は1億円超ですし、不動産価格の高騰が賃料にまで影響を及ぼしていると考えて良いでしょう。

 そんな中、若者を中心に注目を集めているのは広さ3畳ほどの極セマ物件。都心の駅近などの人気エリアで、比較的安価で貸し出されている物件です」(不動産ジャーナリスト)

 今年7月には、『フリースタイルダンジョン』(テレビ朝日系)などにも出演し、若者に人気のラッパーであるTKda黒ぶち(36)も渋谷区内の極セマ物件に住んでいることを告白。ネット上では《凄腕ラッパーが》と驚きの声まで上がった。勢馬

 2012年に設立され新宿、恵比寿、中目黒など23区内の人気エリアを中心に、極セマ物件からなる賃貸建物を100棟以上手掛けてきた不動産会社・スピリタスの仲摩恵佑代表が弊サイトの取材に極セマ物件の人気の理由を語る。

「入居者の方は20代の方が8割で、30代前半の方まで含めると9割にまで上がります。男女比は男性が6割に対して女性は4割。ワンルームの家賃が10万円を超す様な都心の人気エリアに通常よりも2~3万円安く住めるのが、極セマ物件人気の理由です」(仲摩代表)

 居住者の属性は様々だという。

「都心で交通の弁が良い駅近に物件があることから、勤務時間が不規則なお医者さんなどがセカンドハウスとして借りられるケースも少なくありません。他にも美容師の方やアパレル関連のお仕事をされている方も多いですね。都心に職場があり、夜遅くまで勤務時間が続く職業の方からも人気がある印象です。学生の方も入居者全体の2~3割ほどを埋めますね」(前同)