平均空室率3ヵ月連続の低下 6月の名古屋市内賃貸オフィス

AI要約

オフィス仲介の三幸エステートは、名古屋市内の賃貸オフィス市況を6月のデータを発表した。

平均空室率は前月から低下し、募集賃料もわずかに減少した。

将来の動向について、栄エリアでは大規模な複合施設の建設が進んでおり、注目を集めている。

 オフィス仲介の三幸エステート(本社東京都)は、6月の名古屋市内の賃貸オフィス市況を発表した。平均空室率は4・55%で、前月から0・07ポイント低下した。3カ月連続の低下。移転目的などで空室消化が進んでいる。

 募集賃料は1坪(約3・3平方メートル)当たり1万2448円で、前月から91円減少した。1万2千円台で小幅な動きが継続している。

 今後の動向について妹尾哲也名古屋支店長は「2025年の供給量は低水準となるものの、26年は栄エリアを中心に3万坪超の大量供給が予定され、移転を検討するテナントから注目を集めている」と分析。

 栄エリアでは26年3月竣工(しゅんこう)予定で、ホテル、オフィス、シネコン、商業機能を備えた複合施設「N325計画」の建設が進んでいる。