シンボリックマンションとは? 建設予定地の探し方や周辺価格への影響を解説
シンボリックマンションとは、周辺のマンション価格に大きな影響を与える存在であり、各地域に多く存在します。周辺のマンション価格に影響を及ぼす要因や建設予定地の重要性について解説されています。
シンボリックマンションは、豪華な共用施設や特殊な設備を備え、その地域の象徴として存在しています。周辺のマンション価格にも大きな影響を与えることが指摘されています。
さまざまなエリアに存在するシンボリックマンションの例や特徴、周辺地域への影響について具体的な事例が挙げられ、不動産市場や周辺環境に与える影響が詳細に述べられています。
周辺のマンション価格に影響を与えるといわれているシンボリックマンションですが、その定義について多くは語られていません。当記事では、シンボリックマンションの定義を明確化し、周辺マンションへの価格の影響や建設予定地の探し方について解説します。(一心エステート株式会社代表取締役:高田一洋)
目次
シンボリックマンションの設備や施設シンボリックマンションとはシンボリックマンションの立地条件シンボリックマンションが周辺マンションに与える影響シンボリックマンションが周辺に与えるその他の影響シンボリックマンション建設予定地の探し方街づくりの核となる存在
東京都内ではほとんどのエリアにシンボリックマンションがあります。
有名なシンボリックマンション 目黒であれば「ブリリアタワーズ目黒」が有名です。ブリリアタワーズ目黒は、総戸数940戸、バスが利用可能な目黒駅まで徒歩1分の立地となっており、公共交通機関による移動が非常に便利です。
恵比寿なら3500㎡超の敷地にタワー状に建設されている「グランドメゾン恵比寿の杜」が有名です。他にも、渋谷であれば総戸数503戸、幾人もの作家やアーティスト集団によって創作されたクリエイティブ性の高い作品が飾られている「パークコート渋谷ザタワー」。
総戸数314戸、「渋谷ヒカリエ」が徒歩圏内にあり都心での暮らしを楽しみやすいのは「青山パークタワー」。麻布なら総戸数222戸、フォレストタワーとフォレストテラスイースト・ウエストの3つの建物で構成された「元麻布ヒルズフォレストタワー」があります。
湾岸エリアであれば、総戸数1152戸、高さ174.80m、敷地面積24,000㎡超えの高層分譲マンションとなる豊洲の「ブランズタワー豊洲」が有名です。他にも、総戸数5,632戸、約18haの広大な敷地に東京都と11社の民間企業で実現した晴海の「ハルミフラッグ」。総戸数1,121戸、地上45階地下2階で清水建設による設計施工の勝どきの「パークタワー勝どきミッド」など、挙げればきりがありません。
裏を返せば、マンションの売却や購入を不動産会社に相談する場合、これらのマンションを詳細に知っているかどうかは、その地域に精通しているかを測る一つの指標になります。
シンボリックマンションは、その地域の象徴であり、不動産市場に大きな影響を与える存在です。そのため、セキュリティーも万全で、収納部分についてはしっかりと物を片付けられる空間が備わっています。
次に、シンボリックマンションならではの設備や施設の特徴についてご説明します。
優れた立地やぜいたくな共用施設が備わっている シンボリックマンションには、優れた立地やぜいたくな共用施設が備わっていることも大きなポイントです。オートロックや宅配ボックス、ゴミ出し24時間対応などの設備は当たり前で、これに加えて、プライベートジム、ゲストルーム、パーティールーム、ライブラリースペースなどが用意されていることが一般的です。
また、ペットと暮らす住民のために、ペット専用施設・設備やドッグランを備えるマンションもあります。ペットは家族の一員という意識の高まりを反映した内容といえるでしょう。
アートギャラリーやミュージアムを併設している アートギャラリーやミュージアムを併設するマンションも存在します。芸術と触れ合える住環境は、住民の感性を豊かにし、より充実した暮らしを提供します。
このように、シンボリックマンションは、先進的な設備とぜいたくな共用施設によって、他のマンションとは一線を画す存在感を放っているのです。