サラダにすれば「がん予防成分」がたっぷり摂れる…スーパーで買える「緑色の最強野菜」の名前

AI要約

野菜ソムリエの梅田みどりさんによると、健康のためにはアブラナ科の野菜を積極的に摂取するのが良いという。

さらに、野菜に含まれる成分はむくみなどの不快な症状を和らげる効果がある。

様々な原因で引き起こされるむくみの原因や解消方法についても詳しく紹介されている。

健康のためにはどの野菜を食べればいいのか。野菜ソムリエの梅田みどりさんは「例えばサラダなら、レタスの代わりにアブラナ科の野菜を入れるといい。アブラナ科には『グルコシノレート』というがん予防成分が含まれている」という――。

 ※本稿は、梅田みどり『野菜ビジネス』(クロスメディア・パブリッシング)の一部を再編集したものです。

■「むくみ」を和らげてくれる「野菜」

 野菜に含まれる成分には、むくみなどの不快な症状を和らげてくれるものがあります。

 お酒を飲んだ翌日や、睡眠不足、立ちっぱなしなど、様々な原因で引き起こされる「むくみ」の症状には、日本人の多くの人が悩まされています。

 特に女性は、妊娠や月経周期などでホルモンのバランスが変動するたびにむくみやすくなります。

 病気によるむくみを除いて、むくみとは、皮膚の下に余分な水分がたまっている状態です。

 通常体内の水分は、動脈から身体の各組織ににじみ出て、役目を終えると静脈やリンパ管に戻ります。

 しかし、何らかの原因で静脈やリンパ管に回収されにくくなると、たまった水分で皮膚がふくらんだような状態になり、むくみが起こります。

■同じ姿勢が続くと足がむくむ

 日常的に起こるむくみは顔や手足など局所的に起こりますが、むくみの原因は様々です。

 むくみの原因となるシーンをいくつかご紹介します。

 ・原因1 長時間のデスクワークや立ちっぱなし

 同じ姿勢が続くと、重力によって足に血液がたまりやすくなります。同時に筋肉の活動が不足するので、足の血液やリンパ液の循環が減少し、ふくらはぎがむくみます。

■アルコールを飲むとむくむ理由

 ・原因2 アルコールやカフェイン

 アルコール飲料やコーヒーや緑茶をたくさん飲むと、利尿作用が進んでどんどん水分が体から出てしまい、体内の水分バランスが崩れます。

 特にアルコールを摂取すると血管が広がり、血液中の水分が皮下組織にもれやすくなることで、手や顔にむくみが出ます。

 ・原因3 塩分の多い食事

 塩分の多いものを食べる食習慣があると、体内の塩分濃度が上がり、その塩分が引き金となって水分をため込もうとします。その結果、血管内の水分が増え、組織内にもれ出すことで手足や顔がむくみます。

■血液の循環が悪いとむくみやすい

 ・原因4 体が冷える

 体の冷えによって血行不良が起こると、血液の循環が悪くなり、水分が体外に排出されにくくなります。たまった水分は血液中やリンパから皮下組織にたまります。

 ・原因5 睡眠不足

 睡眠不足は自律神経が乱れやすくなり、心臓などの機能が低下して血液の循環が悪くなります。それによって血液中の水分の流れが悪くなり、あふれた水分は皮下組織にたまって、むくみを引き起こしやすくします。