【徹底解説】夏本番!“蚊のウワサ”はウソ?ホント?13の疑問を判定「O型が刺されやすい?」「殺虫剤に耐性?」

AI要約

夏本番になり、蚊の活動が活発化する中、害虫防除技術研究所の白井良和代表によると、今年の蚊は例年よりも早く活動し、数も多い可能性がある。

蚊にまつわるさまざまな都市伝説を検証した結果、O型が刺されやすいが、別の要因にも注意が必要であり、子どもは刺されやすい傾向がある一方、高齢者も巣スの対象となる。

さらに、汗をかいていると刺されやすくなることや、お酒を飲んでいると蚊に寄りやすくなることも明らかになっている。

【徹底解説】夏本番!“蚊のウワサ”はウソ?ホント?13の疑問を判定「O型が刺されやすい?」「殺虫剤に耐性?」

夏本番が近づく中、活発に活動し始めた「蚊」。

蚊と言えば、「O型は刺されやすい」「子どもは刺されやすい」など様々な真偽不明の“都市伝説”がありますが、「めざまし8」は、そんな“ウワサ”の真相を取材しました。

害虫防除技術研究所の白井良和代表によると、今年の蚊は例年に比べて、活動時期が早く、数も多い可能性があるといいます。

蚊と言えば、「石けんで足を洗うと寄りつきにくくなる」という話しがありますが、実際に専門家監修の元実験してみると…。

左足は、石けんできれいに洗い、洗っていない右足と比べてみます。約40匹の蚊が入った箱に両足を入れて、約20分。

洗った足には2匹、洗っていない足には9匹蚊が止まり、洗った足に比べて、洗っていない足に、より蚊が集まることがわかりました。

害虫防除技術研究所 白井良和代表:

顔の皮脂とか足のにおいに蚊が寄ってきますので、洗って清潔にするということで、蚊の対策になります。

街で話を聞くと、“蚊にまつわるウワサ”は他にもたくさん。

60代男性:

吐く息によって、二酸化炭素かなにかに寄ってくるという話も聞いたことありますけど、でも、呼吸しないわけにもいかないから。

50代女性:

子どもが刺される確率の方が高かったような気がするんですが、やっぱり若い子の方が血はおいしいんですか?と。

40代女性:

お酒を飲む人は刺されやすいというのは聞いたことありますけど。 

害虫防除技術研究所の白井代表に、そんな“ウワサの真相”を全て聞いてみました。

▼O型は刺されやすい?⇒本当

害虫防除技術研究所の実験によると、O型>B型>AB型>A型の順に刺されやすいという結果に。ただし、他の要因でも刺されやすさが決まるため、注意が必要。

▼女性の方が刺されやすい?⇒ウソ

刺される条件に、特に男女差はない。

▼子どもが刺されやすい?⇒本当

蚊は体温が高いと寄ってきやすい性質があり、子どもは新陳代謝が活発で体温が高く、さらに、半袖半ズボンなど露出が多い服装のため、大人より刺されやすい傾向にある。

▼高齢者は蚊に刺されない?⇒ウソ

高齢者も蚊に刺される。ただし、蚊に刺された回数が多くなると、あまりかゆさを感じなくなることもある。

▼汗をかいていると刺されやすい?⇒本当

蚊は水分を感じて人に近づくので、汗をかいていると刺されやすい。

▼お酒を飲んでいると刺されやすい?⇒本当

蚊は二酸化炭素にも寄ってくる。アルコールが分解されると二酸化炭素の排出量が増えるので、刺されやすくなる。

▼息を止めると刺されない?⇒ウソ

息を止めても皮膚から出る二酸化炭素と体温で、蚊は寄ってくる。

▼殺虫剤に耐性を持った蚊がいる?⇒本当

国立感染症研究所によると、通常の1000倍の殺虫剤をかけないと死なない、「スーパー耐性蚊」がいる。

▼濃い色の服は刺されない?⇒ウソ

蚊は黒や紫、赤など濃い色に集まる習性があるので、白や明るい色の方が刺されにくい。蚊が寄ってきても針が肌に届きにくい、ゆったりした服がオススメ。

▼高層階には蚊がいない?⇒本当

ビル風やエレベーターを利用して高層階に上がることもあるが、階層が高いほど蚊の出現可能性は低くなる。

▼嫌いな音で蚊よけができる?⇒ウソ

人を刺す蚊の聴覚はあまり発達していないので、音はあまり聴こえていない。

▼刺されたらつぶさずに逃がす⇒ウソ

つぶしたらかゆくなるはウソです。見つけたらすぐにつぶしましょう。