「なぜ飛行機があるのに…」 ドイツ人女性が驚いた日本の公共交通機関 利用して訪れた場所とは

AI要約

ドイツ人女性観光客が日本を訪れ、自然を楽しむ目的で沖縄や北海道を訪れる。特に北海道へは新幹線を利用し、青函トンネルの絶景に感激する。

キャロラインさんは日本の自然がヨーロッパと異なることに魅了され、海外からでも訪れる価値があると感じる。

日本の公共交通機関は便利だが、飛行機で1時間半の北海道行きを選ばず、長い青函トンネルを選んだ経緯がロマンチックである。

「なぜ飛行機があるのに…」 ドイツ人女性が驚いた日本の公共交通機関 利用して訪れた場所とは

 外国人観光客が日本を訪れる理由はさまざま。初訪日のドイツ人女性の目的は、自然を楽しむことでした。飛行機を使わない長距離移動で、日本の旅を満喫。そこで見た景色にヨーロッパとの違いを感じ、感激していました。いったい、どんなところを訪れたのでしょうか。

 ◇ ◇ ◇

 スイスから日本へやってきた、ドイツ人のキャロラインさん。自然が好きなことからスイスへ移住し、訪日の目的も日本の豊かな自然を楽しむことだといいます。1か月ほど日本に滞在し、さまざまな場所をめぐる予定です。

「日本の自然はヨーロッパと違う」というキャロラインさん。すでに足を運んだ場所について聞くと、「沖縄がとてもきれいでした」と目を輝かせました。

 エメラルドグリーンの美しい海やサトウキビ畑、再建中の首里城といった名所など、さまざまな絶景が楽しめる沖縄。都会の忙しなさを忘れ、穏やかな時間の流れを感じられるのも魅力のひとつで、国内だけでなく海外からも多くの観光客が訪れています。

 しかし、キャロラインさんが最も印象に残っている場所は、ほかにありました。それは、北の大地・北海道です。しかも、キャロラインさんは飛行機とは別の手段を使って向かったといいます。

「北海道はとても素晴らしかったです。私は新幹線で行きました。飛行機で行けるのはわかっていたのですが、海中を走る青函トンネルを通ってみたくて新幹線を選びました」

 津軽海峡を横断し、本州と北海道を結ぶ青函トンネル。全長53.85キロメートルで、日本で一番長い海底トンネルです。

 都内から北海道の札幌へ行く場合、飛行機だとおよそ1時間35分ほどですが、新幹線では約4時間半。「日本の公共交通機関はとても便利ですが、なぜ飛行機があるのにあんなに長いトンネルを掘ったのか、ある意味クレイジーですね」とキャロラインさんは驚きつつも、長いトンネルを抜けた先に見える景色に、ロマンを感じずにはいられない様子です。