「世界最高の国」ランキング! 2位は「カナダ」、1位は?

AI要約

アメリカの雑誌『U.S. News & World Report』の世界最高の国ランキング2023年版の結果を紹介。カナダが2位で生活の質と社会的目的が評価された。スイスが1位で時計ブランドや自然、政治的中立などが評価された。日本は6位で起業家精神が高く、社会的目的が低い結果。

カナダ、スイス、日本がランク付けされ、各国の特徴が述べられている。

さまざまな観点から世界の国を評価する記事で、国のポジティブな側面が紹介されている。

「世界最高の国」ランキング! 2位は「カナダ」、1位は?

 アメリカの雑誌『U.S. News & World Report』では、世界の国を対象にさまざまな観点から調査を実施し、「世界最高の国」ランキングを発表しています。この調査は、「先進性」「文化的影響力」「伝統」など10のカテゴリーに分類された73の観点から、各国に点数を付けて評価するものです。

 今回は、87カ国を対象に行った2023年版の結果を紹介します。世界の人々は、調査対象の国についてどのような評価をしているのでしょうか。さっそく見ていきましょう。

(出典元:Best Countries - BAV@WPP)

 第2位は「カナダ」で、2022年の同ランキングから1ランクアップしています。

 カナダは、評価項目のうち「生活の質」と「社会的目的」の2つのカテゴリーにおいてトップクラスの成績です。これは、カナダが人権・環境・平等をどれだけ重視しているかをはかるもの。多様な文化を受け入れているという背景が示すように、人種的平等や信教の自由などにおいて、世界でも最高の国と評価されていることが分かります。また、国民の教育水準は高く、健康志向でもあり、多くの人が住みたいと考える国となっているようです。

 第1位は「スイス」で、2022年の同ランキングに引き続き1位となりました。

 「パテック・フィリップ」「オーデマ・ピゲ」などの時計ブランドや、アルプスの山々が生み出す自然と美しい空気、そして政治的中立などが代名詞となっているスイス。経済的・政治的な安定や、観光地・居住地としての人気、気候目標への取り組み、失業率の低さ、教育水準の高さなどが評価されたようです。

 なお日本の順位は6位で、2022年と同じ順位をキープする結果となりました。10の評価項目のうち最も高いスコアとなったのは、革新性や教育を受けた人口の多さ、デジタルインフラの充実度などで構成される「起業家精神」。対して最も低かったのは「社会的目的」でした。