人気FPが「我が家のNISA活用法“公開”」 商品選び、金融機関選びのポイントは

AI要約

新しいNISAを機に「貯蓄から投資へ」の流れが加速しています。投資信託の選び方や使い分け、家族や個人のライフプランとの関連性が解説されています。

新しいNISAの特徴や、証券会社による口座開設件数の増加などが記載されています。

投資初心者や忙しい方にも向けたロボットアドバイザーの利点や、個別株投資についても言及されています。

人気FPが「我が家のNISA活用法“公開”」 商品選び、金融機関選びのポイントは

新しいNISAを機に「貯蓄から投資へ」の流れが加速しています。でも、投資信託の選び方やつみたて投資・成長投資枠の使い分けなど、まだまだ難しさを感じる方も多いのではないでしょうか? そこで、「マネー」に関するインスタグラムへの投稿で主に20~40代の女性から支持を集めるFP(ファイナンシャルプランナー)のfumicoさんが、fumico家のNISAの使い方をご紹介! インスタでもお馴染みの手書きのノートとともに解説します。

日本証券業協会 によると、証券会社10社(大手5社・ネット5社)の2024年1~3月のNISA口座の新規開設件数は約170万件と、前年同期比で約3.2倍となっているそうです。「貯蓄から投資へ」がこれまでになく大きな流れになっていることが分かります。

そうはいっても、投資って何だかよく分からないと感じておられる方も多いでしょうし、そもそも私たちには「現状維持バイアス」といって変化を避けようとする心の“クセ”があります。

一歩を踏み出すきっかけになればと思い、我が家のNISA活用法をお話しします。

23年までの一般NISAは、非課税投資枠は年120万円と大きいものの、非課税投資期間が5年と短いのが欠点でした。反対につみたてNISAは、非課税投資期間は20年と長いものの、非課税投資枠が年40万円と小さかった。これらの欠点をカバーしてパワーアップしたのが新しいNISAです。

新しいNISAの概要については♯38(「貯蓄から投資へ」と言うならば…~大事なこの1年の過ごし方」)に書いています(コラム掲載当時は「見込み」と記載していますが、このまま確定しました)。

制度が大幅に拡充されたことを受け、夫婦で作戦会議。

ここで大事なのは、「どの投資信託にするか」といった具体的なことからスタートするのではなく、ライフプランや投資の目的から考えるということ。

夫婦であっても「何年後にマイホームを買いたい」、「老後資金はこれぐらい準備したい」といった目標が一致しているとは限りませんし、仕事や家事、育児に忙しく、将来の話は後回しになりがちというご家庭も多いでしょう。

ライフプランを共有すれば、資金の準備にどれぐらいの時間を掛けられるのか、どの程度のリスク(値動きの振れ幅)を許容できるのかも自ずと見えてきます。

FPなのに意外と地味な投資をしているんだな……と感じた方もおられるかも知れません。♯33(fumico家の資産運用を“公開”します)でもお話ししたように、fumico家は現在、「我が家のスタイル確立期」。「果報は寝て待て」の投資スタイルが我が家にとってベストだと感じているので、家族の長期的なライフイベントのためのお金はすべて積立投資で準備しています。

ちなみに、このページに書いている個別株の購入は、私個人の余剰資金から。趣味と勉強を兼ねて、株式投資も続けていきたいと考えています。

ロボットアドバイザーについても♯33で触れています。運用してもらっているお金に対して一定の手数料が掛かることから、「コストが高い」との批判もありますが、商品の選択や売買などはすべてお任せで、まさに“ほったらかし”。投資初心者や投資に時間を割けない方にとって、選択肢のひとつになり得るものと思います。