IPA、チャットボットで情報セキュリティ相談を開始

AI要約

情報処理推進機構(IPA)が6月25日、情報セキュリティ安心相談窓口でチャットボットを導入した。

チャットボットは偽セキュリティ警告やフィッシングメールなどに関する相談に対応し、利用者に対処内容を提示する。

安心相談窓口は過去最高の偽セキュリティ警告に関する相談数を記録し、電話相談時間外でも対応できるようになった。

IPA、チャットボットで情報セキュリティ相談を開始

 情報処理推進機構(IPA)は6月25日、「情報セキュリティ安心相談窓口」でチャットボットによる相談を開始したと発表した。

 チャットボットは、情報セキュリティ安心相談窓口のページ内に設置され、ページ内のメッセージの吹き出しデザインのアイコンをクリックすると、チャットウインドウが表示される。チャットウインドウでは、以下の相談内容が表示され、利用者が相談内容をクリックすると、チャットボットが対処内容を提示する。なお、現時点では文字入力による応答には対応していない。

PCの偽セキュリティ警告(サポート詐欺への対応)

スマートフォンの偽セキュリティ警告への対応

フィッシングメールへの対応

宅配便の偽SMSへの対応

性的な映像をばらまくと恐喝するメールへの対応

不正ログインへの対応

ワンクリック詐欺への対応

情報処理推進機構(IPA)を騙った不審な電話を受けた

 IPAによれば、情報セキュリティ安心相談窓口では、偽セキュリティ警告(サポート詐欺)に関する相談が4月に過去最高の828件、5月に715件寄せられている状況にあり、安心相談窓口で従来の電話相談に加え、今回のチャットボットを設置することにより、電話相談の受付時間外にも対応できるようにしたという。ml