チェック・ポイント、WAFのフルマネージドソリューション「CloudGuard WAFaaS」を発表

AI要約

Check Point Software TechnologiesがCloudGuard WAFaaSを発表。AIを活用した自動化されたWAFでウェブアプリケーションを保護。

セキュリティの実務担当者は複雑なWAFソリューションのセットアップとメンテナンスに懸念。96%がクラウドセキュリティに不安。

CloudGuard WAFaaSはAIベースの脅威検知からDDoS防止まで包括的なセキュリティを提供。簡単なセットアップで高い効果を実現。

 米Check Point Software Technologies(以下、チェック・ポイント)は現地時間11日、「CloudGuard WAFaaS(WAF-as-a-Service)」を発表した。

 CloudGuard WAFaaSは、AIを活用した自動化されたウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)で、企業に対し、サイバー脅威の防止と不正アクセスやデータ漏えいからウェブアプリケーションを保護する、フルマネージドソリューションを提供する。脅威防止と簡素さ、拡張性の高さに対する優先度を高めたこの技術により、クラウドアプリケーションとAPIを効率的に保護するための方法が、高い利便性とコスト効率で実現するとしている。

 チェック・ポイントでは、セキュリティの実務担当者は、WAFソリューションにリスク軽減に向けた綿密なセットアップと継続したメンテナンスが求められることを理解していると説明。クラウドセキュリティの確保は最も重要で、チェック・ポイントの2024年版クラウドセキュリティレポートでは、調査対象者の実に96%が、クラウド上のリスクを効果的に管理する自社の能力に懸念を抱いていることが明らかになったとしている。

 CloudGuard WAFaaSは、AIベースの脅威検知、APIディスカバリーのボット防止対策、ファイルセキュリティ、レート制限など幅広い機能を備え、複数のクラウドと最新のアーキテクチャに対応したアプリケーションとAPI保護からなる包括的なスイートを提供し、DDoS防止と自動化された証明書管理の機能を含む。

 CloudGuard WAFaaSの主要機能のうち脅威防止機能は、ゼロデイエクスプロイト、分散型サービス拒否(DDoS)攻撃、ボットによる攻撃からの保護を提供し、パフォーマンスへの影響なく包括的なセキュリティを実現する。

 コンテキスト分析機能は、誤検知の発生がほぼ皆無の精密な検知により、セキュリティチームを手間のかかるWebアプリケーションファイアウォールの保守から解放する。APIセキュリティ機能は、最新のAPIディスカバリー機能を活用し、不正アクセスやデータ漏えいのリスクを効果的に低減する。また、ワンタイムセットアップ機能により、エンドツーエンドの展開プロセスを5分以内に実行する。