若狭弁護士「行政が本腰入れて」「熱海の土石流災害では殺人罪に問われている」福島の盛り土問題

AI要約

衆院議員で元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士が、福島県西郷村で放置された盛り土問題について県の対応を批判。

若狭弁護士は、熱海市の土石流災害の事例を引きながら、西郷村の盛り土問題の深刻さを訴えた。

彼は行政の態度を厳しく批判し、危険な状況を早急に解決する必要性を強調した。

若狭弁護士「行政が本腰入れて」「熱海の土石流災害では殺人罪に問われている」福島の盛り土問題

 衆院議員で元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士(67)が29日、フジテレビ系「めざまし8」(月~金曜午前8時)に出演。福島県西郷村で昨年7月に搬入された盛り土がそのまま放置されている問題で、「県がもっともっと真剣に取り組んでいかないといけない」と切り込んだ。

 若狭弁護士は3年前の7月、静岡県熱海市の伊豆山地区で起こった土石流災害の時、現場から500メートルほどの近くにいたという。この事故では届け出の3倍の高さとなる50メートル近い違法の盛り土が崩落し、災害関連死1人を含む28人が犠牲になった。住宅など136棟が被害を受けた。「熱海市の場合、当時の盛り土業者が殺人罪で告発されており、熱海署が捜査をしている」と現状を説明した。

 それを踏まえて西郷村の件では、「行政が見て見ぬふりをするとか、放置するというこては大変な問題。本腰を入れて危険を除去することが求められる」と要望していた。