違法な盛り土めぐり共犯の男を逮捕 内堀知事「厳正に対処」新たな法令違反も確認 福島

AI要約

茨城県の会社役員が西郷村の民有林に違法な盛り土をした疑いで逮捕され、共犯の男も新たに逮捕された。

森田容疑者は盛り土を行った疑いを否認し、内堀知事は県内の危険な盛り土について厳正に対処する考えを示した。

西郷村真船の盛り土によって森林の公益的機能が低下しており、関係機関と連携して復旧方法を検討する。

違法な盛り土めぐり共犯の男を逮捕 内堀知事「厳正に対処」新たな法令違反も確認 福島

西郷村の民有林に違法な盛り土をした疑いで、茨城県の会社役員が逮捕された事件で、警察は共犯の男を新たに逮捕しました。

森林法違反の疑いで逮捕されたのは、茨城県牛久市の会社員・森田和己容疑者(58)です。

森田容疑者は去年12月から今年2月までの間に、西郷村真船(まぶね)の民有林で政令で定められた規模を超える盛り土を行った疑いが持たれています。

この事件をめぐっては、つくば市の会社役員・長嶺嗣義容疑者が今月、逮捕・送検されていて、警察によりますと、森田容疑者は長嶺容疑者の会社の従業員だったということです。取り調べに対し、森田容疑者は、容疑を否認しているということです。

一方、県内の危険な盛り土をめぐり、内堀知事は、矢祭町の盛り土でも、法令違反を確認したことを明らかにしました。

内堀知事「土砂が森林内にも搬入されており、一部で保安林にかかる森林法違反を確認したことから現在、行為者に対し指導を行っているところであります」

内堀知事はこのように話し、他の地域も含め「厳正に対処していく」との考えを示しました。

また、事件となった西郷村真船については、盛り土によって「森林が有する公益的機能が著しく低下している」と話し、関係機関と連携して、復旧方法などを検討する考えを示しました。