土砂崩れで工事中トンネルに避難 能登復旧作業の27人無事脱出

AI要約

能登半島地震で通行不能となっている石川県輪島市の国道で、豪雨により大量の土砂が流入し、作業員4人が安否不明になった。

安否不明の3人は工事関係者であり、自衛隊などが捜索活動を行っている。

トンネル内には土砂崩れから避難した27人が一時保護されている。

 能登半島地震で通行できなくなり、復旧工事が進められている石川県輪島市の「中屋トンネル」付近の国道に21日、大量の土砂が豪雨で流れ込んだ。作業員4人が安否不明となり、1人の無事は確認されたが、自衛隊などが3人を捜索する。土砂崩れなどから避難するためトンネル内に27人が一時、身を寄せた。

 国土交通省などによると、安否不明の3人は、工事を受注した安藤ハザマ所属の1人と、下請け企業の2人。無事が確認された1人は下請け企業の所属で、クレーン作業中に土砂崩れで谷に落ちたが、自力で脱出したという。

 午後7時ごろ、自衛隊員約20人がスコップを手に安否不明者の捜索に出発した。