地震復旧工事作業員4人不明、20人がトンネル内に避難 石川・輪島

AI要約

石川県能登北部の大雨の影響で、輪島市門前町で能登半島地震の復旧工事中の男性作業員4人が安否不明に。別の20人はトンネル内に避難中。

21日午前、土砂崩れが発生し、作業員4人はトンネル外で作業中だった。20人はトンネル内に避難中で無事。

中屋トンネルは全長1.3キロで復旧工事中。25日から交通再開予定だった。

地震復旧工事作業員4人不明、20人がトンネル内に避難 石川・輪島

 石川県能登北部の大雨の影響で、国土交通省能登復興事務所は21日、輪島市門前町の国道249号・中屋トンネル付近で能登半島地震の復旧工事をしていた男性作業員4人が安否不明になっていると発表した。他に作業員20人がトンネル内に避難しており、警察や消防に救助を要請している。

 同事務所によると、21日午前9時半ごろ「土砂崩れがあった」と受注者から同事務所に連絡があった。土砂崩れは複数の場所で起きており、安否不明の作業員4人はトンネル外で作業をしていたとみられる。他に作業員約20人がトンネル内に避難中だが、外部と連絡が取れており、無事の模様という。

 中屋トンネルは全長1・3キロ。輪島市中心部と門前地区を結び、能登半島地震の被害を受け、復旧工事でトンネル内に鋼製プロテクターを設置。25日から住民らに限り片側交互通行を再開する予定だった。【高木香奈】