# 輪島市

炊き出しの絆、再建に 被災料理人、地元で新規開業 「輪島に復興を」・能登地震
2024.07.02

炊き出しの絆、再建に 被災料理人、地元で新規開業 「輪島に復興を」・能登地震

 能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県輪島市で、被災した地元の料理人らが1日、新たな飲食店を立ち上げた。 地震発生翌日から共に炊き出しを続けてきた縁で、ミシュランガイドに載ったレストランのシェフ、魚介類を中心にした和食居酒屋やスペイン料理店の店長らが一堂に会した。営業中の店舗も

亡き人胸に、地域再建誓う 住民、発生時刻に黙とう 能登地震半年
2024.07.02

亡き人胸に、地域再建誓う 住民、発生時刻に黙とう 能登地震半年

 能登半島地震は1日、発生から半年を迎えた。 同日時点の犠牲者は281人で、避難者は2086人。甚大な被害が出た石川県輪島市などでは、倒壊した家屋などの多くが今も被災当時のまま残る。住民らは発生時刻の午後4時10分、黙とうをささげて亡き人を思い、地域の再生を誓った。

未明に最大瞬間風速21.6メートルを観測…地震発生から半年経った輪島市で寺が倒壊
2024.07.01

未明に最大瞬間風速21.6メートルを観測…地震発生から半年経った輪島市で寺が倒壊

輪島市では、能登半島地震から半年たった7月1日未明、寺が倒壊しました。倒壊したのは、輪島市鳳至町(ふげしまち)にある長徳寺(ちょうとくじ)。けが人はいませんでしたが、公費解体を待っている状況が続いていました。近所の人は:「半年経って実際に

地震直前、受験生の孫励ます 77歳の母犠牲「親孝行したかった」叶わなかった家族旅行
2024.07.01

地震直前、受験生の孫励ます 77歳の母犠牲「親孝行したかった」叶わなかった家族旅行

元日の能登半島地震で倒壊した自宅の下敷きになり、亡くなった石川県輪島市河井町の田上嘉子(たがみよしこ)さん(77)は優しい人柄で周囲に慕われていた。「頑張るましや(頑張りなさいよ)」。高校受験を控える双子の孫に、この地域の方言でこう励ましたのは地震直前のこと。あれから半年。2人は無事に志望校に

能登の被災地包む温かな光 輪島の仮設住宅で鎮魂の紙灯籠
2024.07.01

能登の被災地包む温かな光 輪島の仮設住宅で鎮魂の紙灯籠

能登半島地震から半年となった1日夜、石川県輪島市町野町の仮設住宅付近で犠牲者を追悼する「紙灯籠メモリアル」が行われた。住民らが復興への思いを記した紙灯籠約400個が点灯すると、発生日を表す「1・1 NOTO」の文字が暗闇に浮かび上がった。地元の有志らの呼び掛けで、月命日に合わせて

6小学校が同居、にぎやかな学舎 体操服違っても 能登地震から半年
2024.07.01

6小学校が同居、にぎやかな学舎 体操服違っても 能登地震から半年

 能登半島地震から半年。石川県輪島市では、校舎が被災するなどしたため小中学校全12校の子どもたちが4校に集まって授業を受けている。子どもたちの姿を地域住民に見てもらおうと1日、校内の様子が公開された。 輪島市中心部に近い市立輪島中には同中の生徒に加え、6小学校の児童計349人が通

平穏な日常、一歩ずつ 地震発生半年、輪島の小中で学校公開
2024.07.01

平穏な日常、一歩ずつ 地震発生半年、輪島の小中で学校公開

  ●がれきの中、子どもの笑顔 能登半島地震の発生から半年の1日、輪島市内の全小中学校で学校公開が行われた。地震後に一斉に学校公開日が設定されたのは初めて。手つかずのがれきが市内のあちこちに残る中、保護者や地域住民は元気な子どもたちの様子を見て、日常が戻り始めていることを実感した

避難者を炊き出しで支えた輪島のシェフ、次は「仕事失った人に雇用の場を」…仲間と新店開業へ
2024.07.01

避難者を炊き出しで支えた輪島のシェフ、次は「仕事失った人に雇用の場を」…仲間と新店開業へ

 能登半島地震から1日で半年を迎える。この間、大きな被害が出た石川県輪島市で、被災した住民を食で支えようと、市内のフランス料理店のシェフ池端隼也さん(44)は仲間と炊き出しや避難所への弁当の配達を続けてきた。避難所で生活する人はこの半年で減っており、1日から炊き出しは一時休み、生業(なりわい)

亡き仲間と作る地域冊子 輪島の100人取材、編集佳境 地域おこし協力隊・藤川さん
2024.07.01

亡き仲間と作る地域冊子 輪島の100人取材、編集佳境 地域おこし協力隊・藤川さん

 石川県輪島市で地域おこし協力隊員を務める藤川恵里さん(40)が、輪島で暮らす100人へのインタビューをまとめた冊子作りを進めている。 取材も残り2人だけとなった1月、一緒に取り組んでいた仲間を能登半島地震で失ったが、話を聞いた人々の熱い思いを形にすることを選択。5月に最後の取材

能登復興へ専門組織「タスクフォース」発足…岸田首相「課題を霞が関一体となって解決」
2024.07.01

能登復興へ専門組織「タスクフォース」発足…岸田首相「課題を霞が関一体となって解決」

 政府は1日、能登半島地震被災地の復興支援にあたる専門組織「能登創造的復興タスクフォース」を新設し、石川県輪島市で発足式を行った。関係省庁から派遣された職員150人超が同市の拠点に常駐し、復興作業を加速させる。 発足式はこの日午前に能登空港(輪島市)で開かれ、岸田首相も出席した。

能登半島地震から半年…県内「公費解体」完了約4%にとどまる 約240棟全焼「輪島市朝市通り」から中継 石川  
2024.07.01

能登半島地震から半年…県内「公費解体」完了約4%にとどまる 約240棟全焼「輪島市朝市通り」から中継 石川  

能登半島地震から7月1日で半年が経過。地震による死者数は、避難後の生活などで亡くなった災害関連死を含め299人に上る。大規模火災が発生した石川・輪島市の朝市通りから、石川テレビ・稲垣真一アナウンサーが中継でお伝えする。「地震から、半年を迎えた朝市通り。

地震で一時孤立、輪島の4地区が集団移転を検討…高齢化と過疎が進む山間からリスク低い場所へ
2024.06.30

地震で一時孤立、輪島の4地区が集団移転を検討…高齢化と過疎が進む山間からリスク低い場所へ

 能登半島地震の被災地・石川県輪島市で、少なくとも4地区(計257世帯)が集団移転を検討していることがわかった。今回の被災地で計画が明らかになるのは初めて。いずれも高齢化と過疎が進む主に山あいの地区で、道路寸断などで一時孤立した。住民らは災害時に孤立するリスクの低い場所への移転を希望しており、

家屋の生き埋め…大津波警報で“死を覚悟” 朝市の人に救われた命 33歳店主「絶対に恩返しを」
2024.06.29

家屋の生き埋め…大津波警報で“死を覚悟” 朝市の人に救われた命 33歳店主「絶対に恩返しを」

能登半島地震から間もなく半年。大規模火災に見舞われた、石川県輪島市の朝市通りで生き埋めとなり、九死に一生を得た33歳は、「大津波警報が鳴る中、必死に助けてくれた輪島の人たちに恩返しを」と誓う。焼け落ちてしまった祖父の店を再建したい──。地震から半年となる6月下旬、市が所有者に代わって解体し撤去

「子どもの日常大切に」 恒例のマーチング披露 石川・輪島の幼稚園
2024.06.29

「子どもの日常大切に」 恒例のマーチング披露 石川・輪島の幼稚園

 石川県輪島市の住職藤山壱史さん(57)は6月中旬、園長を務める幼稚園児19人が披露したマーチングに目を細めた。 能登半島地震で寺は倒壊し、同じ敷地にある和光幼稚園の建物も被災。園児が例年、マーチングを披露していた地域の祭りは中止となったが、「地震前の日常を過ごしてほしい」との思

輪島塗 再建誓う9代目「全部なくなったけど、人は残った」 絶望の中の奇跡…火を免れた“見本椀”
2024.06.29

輪島塗 再建誓う9代目「全部なくなったけど、人は残った」 絶望の中の奇跡…火を免れた“見本椀”

能登半島地震の発生から間もなく半年。大規模火災に見舞われた石川・輪島市で、江戸時代から250年続く漆器店には、奇跡的に残った輪島塗の器があった。防火扉を閉めていた店舗の2~4階には火が回らなかったのだという。“やはり輪島塗は強い”と再建を誓う9代目に話を聞いた。輪島塗の製造販売を

奥能登の観光再開、道半ば 宿泊「復興関係者に限定」 独自取り組みも
2024.06.29

奥能登の観光再開、道半ば 宿泊「復興関係者に限定」 独自取り組みも

 能登半島地震で被害が甚大だった奥能登地域では公費解体が進んでおらず、観光客を受け入れるにはまだ時間がかかる見通しだ。 石川県輪島市では営業再開した宿泊施設もあるが、利用客を復興関係者らに限定。「観光業の再興には数年かかる」との声も上がる。一方、再開に向けて独自の取り組みも始まっ

石川県で最大震度1の地震 石川県・輪島市
2024.06.28

石川県で最大震度1の地震 石川県・輪島市

28日午前0時55分ごろ、石川県で最大震度1を観測する地震がありました。気象庁によりますと、震源地は石川県能登地方で、震源の深さはおよそ10km、地震の規模を示すマグニチュードは2.6と推定されます。この地震による津波の心配はありません。最大震度1を観

能登半島地震、22人を災害関連死に認定…熊本地震を上回る死者281人に
2024.06.27

能登半島地震、22人を災害関連死に認定…熊本地震を上回る死者281人に

 石川県輪島市と七尾市は27日、それぞれ19人と3人の男女計22人を能登半島地震の災害関連死と新たに認定したと発表した。死者は計281人となり、2016年の熊本地震の276人を超えた。 また、輪島市は27日、今回関連死と認定した1人を事務的なミスでこれまで直接死に計上していたため

能登半島地震、死者281人に 熊本地震を超える
2024.06.27

能登半島地震、死者281人に 熊本地震を超える

 石川県は27日、能登半島地震の死者数が21人増え281人(うち災害関連死52人)になったと発表した。これで、熊本地震の死者数276人(うち関連死226人)を上回った。 輪島市と七尾市の関連死22人がこの日、正式に認められた。一方、輪島市は、建物の倒壊など地震が直接的に影響して死

能登地震関連死、新たに22人が認定 避難所でコロナ、インフルも
2024.06.27

能登地震関連死、新たに22人が認定 避難所でコロナ、インフルも

 能登半島地震で被災した石川県の輪島、七尾両市は27日、計22人を災害関連死と正式に認定したと発表した。5月に初めて認定された30人を含め、関連死は52人となった。県によると、これまで直接死として公表していた輪島市の1人が今回、関連死と認定されたため、直接死が1人減って229人となった。関連死