野田氏、議員票で依然優勢 追う枝野氏、決選投票も

AI要約

23日投開票の立憲民主党代表選では、野田佳彦元首相が3割超の支持を得てリードしており、枝野幸男前代表が追う展開となっている。

野田氏は自身や小沢一郎衆院議員のグループの議員が中心であり、階猛、後藤祐一両衆院議員も支持している。一方、枝野氏は自身が顧問を務める「サンクチュアリ」が半数超を占め、亀井亜紀子氏も支援している。

吉田晴美衆院議員は22人、泉健太代表は21人の支持を受けており、立候補が取り沙汰された江田憲司元代表代行は吉田氏、馬淵澄夫元国土交通相は泉氏と対応が分かれている。

 23日投開票の立憲民主党代表選を巡り、共同通信は21日までに党所属国会議員136人に聞き取り調査し、支持動向を探った。その結果、3割超の43人の支持を固めた野田佳彦元首相(67)がリードを保ち、30人をまとめた枝野幸男前代表(60)が追う展開となっていることが分かった。ただ1回目の投票では4候補がいずれも過半数には届かず、上位2人による決選投票となる公算が大きくなっている。

 野田氏は、自身や小沢一郎衆院議員がそれぞれ率いるグループの議員が中心メンバー。階猛、後藤祐一両衆院議員も加勢する。

 枝野氏は、自身が顧問を務める党内最大のグループ「サンクチュアリ」が半数超を占める。4月の衆院島根1区補欠選挙で当選した亀井亜紀子氏も支援を決めた。

 吉田晴美衆院議員(52)は22人、泉健太代表(50)は21人と、推薦人からの上積みに苦戦している。立候補が取り沙汰された江田憲司元代表代行は吉田氏、馬淵澄夫元国土交通相は泉氏と対応が分かれた。20人は態度不明だった。