経験か刷新か…立憲民主党代表選 候補者4人「政権交代」訴える

AI要約

立憲民主党代表選挙において、4人の候補者のプロフィールと、それぞれの課題が浮き彫りになっている。

野田元首相は安定感と経験を持ちながらも、新鮮味を欠いているとの指摘があり、政治の世襲を制限する必要性を訴えている。

枝野前代表は安定感と経験がある一方で、刷新感が不足しているとされ、党内の戦いを覚悟している姿勢が見られる。

9月23日に投開票が行われる立憲民主党の代表選挙。4人の候補者全員が「政権交代」を訴える中、新たな自民党のトップにどう対峙(たいじ)していくのでしょうか。

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首相を退いてから12年。

野田元首相(8月)

「再び内閣総理大臣を目指す。そういう決意を固めたことを表明したい」

安定感と経験が強みの野田佳彦元首相ですが、一方で…

子ども

「誰~?」

野田元首相

「知らないでしょう。おいくつ?今何歳?」

子ども

「9歳」

野田元首相

「生まれる前の総理大臣。生まれる前」

党内から「昔の名前」と揶揄(やゆ)されるなど、新鮮味のなさが指摘されています。

野田元首相(9月18日)

「政治の世界は“親ガチャ”に当たった人ばっかりなんです。この世襲政治を制限をしていくところから、政治を変えていかなければいけない」

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同じく安定感と経験は抜群なものの、刷新感がないと指摘されているのが、枝野幸男前代表です。

枝野前代表(8月)

「皆さん、盆踊り楽しんでください」

この日、少しぎこちない盆踊りを披露するなど、地元の有権者とふれあった枝野氏は…

「総理大臣に勝てる自信ある?」

枝野前代表

「自民党には勝てるんだけど、党内が大変」

“厳しい戦い”になることを覚悟していました。

枝野前代表(9月18日)

「社会を支えてくれている、裾野のように支えてくれている、そういう人たち一人一人を大事にする、まっとうな政治を私は取り戻したい」

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現職の代表として再選を目指しているのは、泉健太代表です。

支援者(8月)

「お疲れさまです。頑張ってください」

泉健太代表(8月)

「頑張るか…そうね」

4月の衆院補欠選挙では“3戦全勝”したにもかかわらず、指導力不足などを指摘されています。古くからの支援者は…

支援者(8月)

「やっぱり自分の色を出さないと。(立憲)民主党って申し訳ないですけど、なめられるというか…」

党内での存在感を、いかに高められるかがポイントです。