「身を切る改革」で5割削減も 斎藤元彦兵庫県知事の退職金1500万円超に

AI要約

斎藤元彦兵庫県知事への不信任決議案可決により、知事の退職金額が変わる可能性がある。

斎藤氏の対応次第で退職手当やボーナスの支給額が変化し、不信任案が再可決されればさらに増額する。

斎藤氏はかつて退職金削減を実施したが、今回の状況が皮肉な結末となった。

「身を切る改革」で5割削減も 斎藤元彦兵庫県知事の退職金1500万円超に

 斎藤元彦兵庫県知事(46)の職員へのパワーハラスメントなどの疑惑告発文書問題で県議会は19日、全会派一致で知事の不信任決議案を可決した。

 斎藤氏の今後の対応によって退職金の額も変わってくる。県によると、9月29日までに辞職すると、8月分までの退職手当1561万7700円が支払われる。辞職せず、同30日に失職すると9月分の42万2100円が追加され、1603万9800円に増える。

 半年ごとの冬のボーナスは3か月以上6か月未満で149万5225円。議会を解散し、11月中に不信任案が再可決されれば自動的に失職。その場合、退職手当1646万1900円+冬のボーナスで計1795万7125円が支払われる。退職が12月1日以降なら、ボーナス分は6か月満額の259万2041円となる。

 斎藤氏は就任1年目の21年に「身を切る改革」の一環で知事退職金5割削減を実行。本来は約2倍の退職金がもらえるはずだったのが何とも皮肉だ。