兵庫・斎藤知事めぐる“陰謀論”小川彩佳「news23」識者言及「罠にはまったとするなら…」

AI要約

フリーアナウンサー小川彩佳がメインキャスターを務めるTBS系報道番組「news23」の放送で、兵庫県の斎藤元彦知事に対する不信任決議案可決について識者が陰謀説を指摘。

藻谷浩介氏はパワハラ経験を踏まえ、斎藤知事の自己認識の欠如を指摘。

また、斎藤知事の責任追及に関する対応に疑問を呈し、自己反省の不足を指摘した。

小川彩佳と藻谷浩介氏は、斎藤知事の姿勢や行動に疑問を呈し、陰謀論にも触れながら、不信任決議案の背景を紐解いた。

最終的に藻谷氏は、自己の経験から斎藤知事の行動に疑問を投げかけ、道義的責任に対する説明不足を指摘した。

兵庫・斎藤知事めぐる“陰謀論”小川彩佳「news23」識者言及「罠にはまったとするなら…」

 フリーアナウンサー小川彩佳がメインキャスターを務めるTBS系報道番組「news23」の20日の放送で、兵庫県の斎藤元彦知事に対する不信任決議案可決をめぐり、ネット上で“陰謀説”があるとして、識者が言及した。

 冒頭でこのニュースを取り上げ、「デフレの正体」などの著書がある日本総研主席研究員の藻谷浩介氏が解説。藻谷氏は「私、たまたまパワハラを受けた経験が結構豊富で、昔の職場なんですけど、新人のころ、若いころ、中堅になってからと別の立場で3回ある。この話は他人事ではなく思っています」と切り出すと「共通しているのは、パワハラをしている人って、本当に自覚がない。その後、10年20年してあったら『やあ~、元気~?』みたいな感じで。私以外にも被害者がいて入院していたりするんだけど、全く自覚がない」と経験談を語った。

 斎藤知事についても「『前に進めていきます』って言うけれども、そもそも部下がついてこない上に、全てを認可する力を持っている議会が全員で不信任と言っているわけで、もうすでに前に進まないですよね。にもかかわらず、自分の力だけで前に進めていけると思っているところが、すでに非常におかしい」と指摘した。

 小川が「それにしても、これだけ堂々としてる姿をしている姿をずっと続けていると、とまどってしまうところもある」と困惑気味に語ると、藻谷氏は「ネットなどでは、陰謀などに引っかかって、仕事を一生懸命している人が前に進めないようになっているんだ、という人もいますが、仮に何かの陰謀があって、罠(わな)にはまったとするならば、そうではなくて『私はこういう風に罠にハメられました』ということを説明する時間が、何回もありました」と言及した。

 藻谷氏は「道義的責任についても、ないというのであれば、なぜないのかということを説明する時間があったんだけれど、一言も言っていない」とコメント。「私が今までお会いしてきた、自分が何をしたか分かってない人たちと、非常に重なって見えます」と結論づけた。