兵庫県議会が開会、斎藤知事の不信任決議案を提案へ 可決確実な情勢
AI要約
兵庫県の斎藤元彦知事に対する内部告発により、9月定例県議会で不信任決議案が提案される。決議案は全会派・全議員が共同提案し、斎藤氏は議会解散か失職かの選択を迫られる状況となっている。
斎藤氏は記者団に対し、結果を見て判断したいと述べ、議決が重いため慎重に検討するとコメント。不信任決議案は19日中に可決される見通しであり、斎藤氏にとって困難な決断が迫られている。
地方議会の不信任決議は法的拘束力を持ち、知事は10日以内に議会を解散するか失職するかを選択しなければならない。斎藤氏の決断次第で、県政に大きな影響が及ぶ可能性がある。
兵庫県の斎藤元彦知事らが内部告発された問題で、斎藤氏への不信任決議案が提案される予定の9月定例県議会が19日、開会した。不信任決議案は、県議会の全会派・全議員が共同提案する方針で、同日中に可決されるのが確実な情勢だ。斎藤氏は議会解散か失職かの選択を迫られる。
斎藤氏は19日午前、県庁で記者団に「結果を見て判断したい。法律の規定に沿って、どのような判断をすべきか様々な選択肢を考えたい」と話した。判断の時期については「大変重い議決なので、タイミングも含めてしっかり熟慮していきたい」と述べた。
19日はまず補正予算案を採決した後、全議員・全会派が不信任決議案を共同で提出する。各会派が賛成討論をしたうえで夕方以降に採決する。
地方議会の不信任決議は法的拘束力を持ち、可決されると知事は10日以内に議会を解散するか、失職かの選択を迫られる。また、議会の同意を得て辞職したり、出直し選挙に臨んだりすることもできる。斎藤氏が議会解散に踏み切れば、都道府県議会では初めての事例となる。（滝坪潤一、島脇健史）
