【速報】斎藤知事の「不信任決議案」自民党会派が動議を提出 パワハラなど疑惑をめぐり きょう19日全議員賛同で不信任決議案は可決の見込み 知事の判断は

AI要約

兵庫県の自民党県議団が斎藤知事に対する不信任決議案を提出

不信任決議案は全会一致で可決され、知事は議会の解散か失職を選択

過去に不信任決議が可決された知事は4人いるが、解散を選んだ例はない

兵庫県の斎藤知事のパワハラなどの疑惑をめぐり、県議会最大会派の自民党議員団が斎藤知事に対する不信任決議案の動議を提出しました。

自民党県議団は午後@時すぎ??、県議会の本会議で、元幹部職員の告発に対しての初期対応などが県政に深刻な停滞と混乱をもたらしたなどとして、斎藤知事に対して不信任決議案の動議を提出しました。

この後、議会運営委員会が開かれ、維新など全ての会派と無所属議員を含む全議員86人共同で不信任決議案を提出する見込みです。

不信任決議案は全会一致で可決される見込みで、斎藤知事は10日以内に議会の解散か失職かを選択することになります。

19日午前、議会に先立ち囲み取材に応じた斎藤知事は不信任案が可決された場合の自身の選択について「県民の負託を3年前に頂いた。しっかり熟慮していきたい」と語り、19日中に判断するか明言しませんでした。

【兵庫県・斎藤元彦知事】「3年前に県民の皆さんに大きなご負託を頂きました。新しい兵庫に向けた改革を進めてきました」

「改革をこれからもやっていくという思いを持っていますから、県議会の判断を踏まえて自分なりの考えを判断していきたいと思っていますので、その点は県民の皆さんになんとかご理解を頂けるようにしていきたいと思っています」

また、午前の本会議でも、提出議案の説明に入る前に、斎藤知事は「兵庫の未来のために、新たな施策や取り組みなどに全身全霊を注いできた。県民や職員など多くの皆さんにご理解、ご協力を頂けるよう、信頼回復に向けて最大限の努力を重ねる」と語りました。

過去に都道府県の知事で不信任決議が可決されたのは、「脱ダム宣言」などで議会と対立した長野県の田中康夫知事(当時)など4人。

不信任決議案が可決された場合、知事は議会の解散か失職を選ぶことになりますが、総務省によると、議会の解散を選んだ例はないということです。