斎藤知事は「少なくとも相談する人いない」ジャーナリスト立岩氏、可決後の取材対応から指摘

AI要約

兵庫県議会から不信任決議が可決された斎藤元彦知事について、地元関西のMBSテレビが詳報。

斎藤知事は謝罪し、辞職か解散かについては慎重な姿勢を示すも明言を避けた。

ジャーナリストは、斎藤知事の孤独な判断を指摘し、公益通報に関する重要性を強調。

 兵庫県議会から不信任決議を全会一致で可決された斎藤元彦知事について、地元関西の大阪・MBSテレビも19日、夕方の情報番組「よんちゃんTV」で詳報。

 金曜レギュラーのチュートリアル徳井義実は「前から『しかるべきタイミングで』と言っていたが、可決直後とはいえ、このタイミングでも同じなんだなという印象は受けましたね」と語った。

 番組では、本会議後に取材に応じた斎藤知事の様子も放送。斎藤知事は「県民の皆さんにおわびする。しっかり私自身が受け止めなければならない。今の状況を招いているのは私自身」とした上で、辞職か解散かについては「しっかりと考えることが大事。今すぐ判断はできない。重い判断。しっかりと考えて決断し、お伝えする」と明言を避けた。

 同じく金曜日の出演者、小山慶一郎は「今まで『タイミングってどこ?』っていうのがあったけど、(期限は)10日以内。(タイミングが)10日以内というのが決まったから、そこはわかりやすいかなと思います」と感想を口にした。

 一方、元NHK記者でジャーナリストの立岩陽一郎氏は、斎藤知事の取材への対応を見て「少なくとも相談する人は、いないんだろうな。普通は支持者とか、周囲に相談するってなるんですが」とし、こういった雰囲気を見せなかったことから「孤独な判断を迫られている」と指摘。

 同時に「忘れてはいけないのは、もともと公益通報したところ。(当該者を)守るどころか追い込んだ知事の判断を忘れちゃいけない」と強調していた。