大阪・摂津市長選 立候補3新人の横顔は

AI要約

大阪・摂津市長選には、3人の新人候補が登場し、それぞれのプロフィールや政策が明らかになっている。

中川嘉彦氏は地域政党を離党し、市長選に立候補。人間関係を重視し、新駅建設など地域の発展を提案している。

安藤清美氏は市役所の改革や市民の声を重視し、生活保護に取り組む姿勢を見せている。子育て支援にも力を入れている。

大阪・摂津市長選 立候補3新人の横顔は

大阪・摂津市長選には、3人の新人が立候補し、22日の投票日に向けて舌戦を展開している。3氏の横顔を紹介する(届け出順)。

■中川嘉彦氏(55)無新 「行動力と情熱で人生変える」

地域政党「大阪維新の会」を離党して市長選に立候補した。「小6から暮らしてきた摂津市をもっといいまちにしたい。自治体を動かすには、市長になるしかないと思った」と決意を語る。

家庭の事情などで建設会社を退職し、失意の中で地元に帰ってきた際、知人から「人を幸せにしないか」と声をかけられたのが政治家を目指すきっかけになった。市議、府議を務めるなかで、最も大切にしてきたのが人間関係。持ち前の行動力と情熱で人生を変えてきた。

市内にはJR東海の「新幹線鳥飼(とりかい)車両基地」があるが、基地内に新大阪駅とつながる新駅を作るという構想を掲げる。「JR西日本は博多総合車両所内に博多南駅をつくって回送電車に乗客を乗せ、運行している。摂津市でも同様のことができれば人の流れが大きく変わる」と夢を語る。

■安藤清美氏(59)無新=共産推薦 「3人の孫の子育てサポート」

「市政を変えたい」「市役所を変えたい」という一心で、市長選に初挑戦する覚悟を決めた。

過去には市に対して要望を伝えたこともあったが「国や府が決めたことだから」と難色を示されることが少なくなかった。「市民の要求が生かされるまちにしたい。そのためにも、多くの市民の声に耳を傾けて今までにない選挙戦にしたい」と意気込む。

愛知県半田市出身。結婚を機に摂津市で暮らす。ところが慣れ親しんだ地元と違うことも多く、戸惑ったという。「愛知県では中学校給食は普通なのに、大阪では弁当。住む場所によって制度が異なることを知った」と話す。

最近の物価高騰が生活を直撃するなか、暮らしを守ろうという緊急提案をまとめた。3人の孫がおり、子育てのサポートをしている。ウクレレ演奏や映画鑑賞など趣味は多彩。

■嶋野浩一朗氏(51)無新 「頑張っている人報われる社会に」