斎藤知事の不信任案提出へ…独自入手した原文に「斎藤知事を信任しない」重い言葉 知事経験者が”唖然とした”斎藤発言とは…

AI要約

兵庫県の斎藤元彦知事に対する不信任案が提出される見込みであり、不信任の理由が明らかにされています。

斎藤知事は道義的責任を理解していないとの発言や公益通報者保護法に違反しているとの指摘があり、信任の失墜が主な理由とされています。

一方、知事は自らの業績を挙げて職務を継続する考えを表明しており、議会開会前日の心境を述べました。

斎藤知事の不信任案提出へ…独自入手した原文に「斎藤知事を信任しない」重い言葉 知事経験者が”唖然とした”斎藤発言とは…

兵庫県の斎藤元彦知事に対する不信任案は19日の議会開会日に提出されるとみられています。

MBSが入手したのは前日までの段階の不信任案の原文、県議会は知事に「辞めてもらう」理由を、どのように説明しているのか、内容を見ていきます。

まずは、「我が雄県兵庫は危機的状況に直面している」と強い言葉があり、「専門家も公益通報者保護法の見地から、兵庫県は今も違法状態と断じている」、「元県民局長の命を守れなかったという厳然たる事実は大変重く責任は大きい」と続きます。

さらに、斎藤知事の百条委員会での発言にもふれ、「道義的責任が何かわからないとの知事の発言から、その資質を欠いていると言わざるを得ない。」「告発文書への初動や、その後において対応が不適切、不十分であったことにより、県民の信頼を損ない、県職員を動揺させ、議会を巻き込み、県政に長期にわたる深刻な停滞と混乱をもたらしたことに対する政治的責任は免れない」として、「本県議会は、斎藤元彦兵庫県知事を信任しない。」と重い言葉でまとめています。

元鳥取県知事で、大正大学地域構想研究所の片山善博所長が”唖然とした”と話していたのが、斎藤知事の発言。百条委で「道義的責任を感じていませんか」と質問されて、「道義的責任が何かわからないので明確にコメントできませんが」と発言したシーンです。

片山所長は、「知事1人でできることは多くない。チームプレーで多くの職員に知事と同じ方を向いてもらうということがすごく大事」と話しました。また、自身の経験も踏まえて「どうしても同じ方向を向いてもらえないときは、人事異動の相談もするけれど、基本的にはコミュニケーションをとってきた。今はそれができていないように見える。」としました。そして、仮に自身が今の状況にあるなら、「みっともないのでもちろん辞めます。」と話しました。

いっぽう斎藤知事はどう思っているのか・・・。議会開会前日の心境を、このように話しています。

(――職にとどまるということはご自身で、兵庫県知事にふさわしい職責・能力・資格があるとお考えでしょうか、自己評価をお聞かせください。)

斎藤知事 「自分で評価をどうするかっていうのは、難しいところがありますけど、私としては3年前に知事に就任して、コロナ対策も含めてしっかりやってきました。改革を含めて、いろいろやってくる中で、いろんな形も出てきました。これまでの対応、実績を踏まえて、私としては県知事をしっかり担わさせていただけるというふうに考えています。」