「エッセンシャルワーカー増やしたい思いで…」熊本県・木村知事が「事務職いらない」不適切発言を陳謝 以前も水俣病めぐる問題で発言訂正…

AI要約

熊本県の木村敬知事が発言した事務職不要発言について訂正する事態になった。

木村知事は過去にも不適切な発言を繰り返し、訂正している。

発言の真意を説明し、過去の失言を反省している。

「エッセンシャルワーカー増やしたい思いで…」熊本県・木村知事が「事務職いらない」不適切発言を陳謝 以前も水俣病めぐる問題で発言訂正…

熊本県の木村敬知事が「事務職はいらない」などと発言し、陳謝する事態に追い込まれ、発言を訂正した。

木村知事はこれまでにも、水俣病被害者と国の懇談での問題をめぐって不適切発言を行い、訂正していた。

問題の発言が飛び出したのは、20日だった。

県内における人材不足などへの対応策を話し合う会議の場でのことだった。

熊本・木村敬知事:

一般事務とかは、いらないんですよ。そういう若者を育てちゃいけないんですよ、僕らは。教育長には過激な言い方だが、(高校の)普通科はいらないと思っている。

そのうえで、県の幹部職員に対し、「今後、一般事務はAI(人工知能)が代行していく中で、人間でしかできない医療などのエッセンシャルワーカーを増やすためにはどうするべきか」と問いかけた。

そして、この会議後には報道陣に対し、「これからの時代に本当に必要な産業を、今の求職者が希望していない」などと説明していた。

しかし22日の会見で、あらためて“事務職いらない発言”の真意を問われた木村知事は、発言を訂正し、次のように陳謝した。

熊本・木村敬知事:

事務職をなくすとか、県内の普通科高校を全廃するとか、そういうつもりはまったくございません。教育・福祉をしっかりやりたい。エッセンシャルワーカーを増やしていきたいとの思いでの発言。そこは訂正しておわびしたいと思います。

知事の発言に対し、県には22日までに、21件の意見が寄せられたという。

2024年3月に初当選した木村知事。

2カ月後には、水俣病被害者と国の懇談で起きた問題をめぐり不適切な発言をし、訂正している。

今回の発言について、木村知事は「公開の場でどのように切り取られるか十分踏まえていなかった」と釈明した。

また、これまでの失言も踏まえて、「場や立場をわきまえて発言したい」と話した。

(「イット!」8月23日放送より)