「事務職や普通科いらない」熊本県知事が笑って発言も「エッセンシャルワーカー増やしたい思いで…」訂正し謝罪

AI要約

熊本県の木村敬知事が「事務職はいらない」という発言で陳謝する事態に追い込まれました。

発言は人材不足対策の会議で行われ、その後訂正と謝罪が行われました。

木村知事は以前の失言も踏まえ、今後は慎重に発言すると誓いました。

「事務職や普通科いらない」熊本県知事が笑って発言も「エッセンシャルワーカー増やしたい思いで…」訂正し謝罪

熊本県の木村敬知事が「事務職はいらない」などと発言し、陳謝する事態に追い込まれました。

問題の発言が飛び出したのは3日前。

県内における人材不足などへの対応策を話し合う会議の場でのことでした。

熊本県・木村敬知事:

一般事務とかは、いらないんですよ。そういう若者を育てちゃいけないんですよ、僕らは。教育長には過激な言い方だが、(高校の)普通科はいらないと思っている。

そのうえで、県の幹部職員に対し、「今後、一般事務はAIが代行していく中で、人間でしかできない医療などのエッセンシャルワーカーを増やすためにはどうするべきか」と問いかけました。

そして、この会議後には報道陣に対し、「これからの時代に本当に必要な産業を今の求職者が希望していない」などと説明していました。

しかし、22日の会見で改めて“事務職いらない発言”の真意を問われた木村知事は、発言を訂正し次のように陳謝しました。

熊本県・木村敬知事:

事務職をなくすとか、県内の普通科高校を全廃するとか、そういうつもりは全くございません。教育・福祉をしっかりやりたい。エッセンシャルワーカーを増やしていきたいとの思いでの発言。そこは訂正しておわびしたいと思います。

知事の発言に対し、県には22日までに21件の意見が寄せられたといいます。

2024年3月に初当選した木村知事。

2カ月後には、水俣病被害者と国の懇談で起きた問題を巡り不適切な発言をし、訂正しています。

今回の発言について木村知事は「公開の場でどのように切り取られるか十分踏まえていなかった」と釈明。

また、これまでの失言も踏まえて、「場や立場をわきまえて発言したい」と話しました。