「一般事務や普通科いらない」発言に熊本・木村知事が陳謝 これまでの“失言”も踏まえ「場や立場をわきまえ発言したい」
熊本県知事が一般事務や普通科に関する発言を訂正、陳謝。
木村知事はAIが進化する中でエッセンシャルワーカーを重視している。
失言を踏まえて公の場での発言に慎重になる姿勢を示す。
「一般事務や普通科はいらない」との発言を熊本県知事が訂正、陳謝です。
熊本県・木村知事:
一般事務はいらない。そういう若者を育ててはいけない。教育長には過激な言い方だが(高校の)普通科はいらないと思っている。
木村知事は20日、熊本県庁で開かれた人材不足などの課題解決に向けた会議で「一般事務や高校の普通科はいらない」と発言しました。
その上で、県の幹部職員に対して「今後、一般事務はAIが代行していく中で、人間でしかできない医療や福祉の従事者などのエッセンシャルワーカーを増やすためにはどうすべきか」と問いかけました。
木村知事は22日の定例会見で真意を問われ、発言を訂正し、陳謝しました。
熊本県・木村知事:
事務職をなくすとか県内の普通科高校を全廃するとか、そういうつもりは全くない。教育と福祉をしっかりやりたい、エッセンシャルワーカーを増やしたい思いでの発言。
木村知事は「公開の場でどのように切り取られるか、十分踏まえていなかった」とした上で、これまでの失言も踏まえて「場や立場をわきまえて発言したい」と述べました。