上川外相、レバノンに邦人保護要請 情勢緊迫化受け

AI要約

上川陽子外相は、レバノンのハビブ外相との電話会談で、ヒズボラとイスラエルの対立を考慮して攻撃の応酬を回避し、事態を沈静化させる重要性を伝えた。

上川氏は現地邦人の保護を要請し、ハビブ氏は協力を惜しまない姿勢を示した。

さらに、上川氏はパレスチナ自治区ガザで人質となっていたイスラエル人のノア・アルガマニさんらとの面会を経て、人質解放と人道状況の改善に向け外交努力を行うことを表明した。

 上川陽子外相は22日、レバノンのハビブ外相と電話会談し、同国のイスラム教シーア派組織ヒズボラとイスラエルの対立激化を念頭に「攻撃の応酬を回避し、事態を沈静化させることが重要だ」と伝えた。

 現地邦人の保護も要請し、ハビブ氏は「協力を惜しまない」と応じた。

 ハビブ氏は「情勢は極めて緊迫しており、日本との協力を重視している」と強調した。

 これに先立ち、上川氏はパレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスの人質となっていたイスラエル人のノア・アルガマニさんらと外務省で面会。「人質解放と人道状況の改善につながるよう外交努力を尽くしていく」と述べた。