元・陸上自衛隊員が現役時代に出会った「ヤバい上司」…「共通する特徴」が衝撃的だった

AI要約

ストレスに対抗しようとすると余計に辛くなるかもしれない日常のストレスに対処する方法について述べられています。

嫌な出来事を記録し、客観的に振り返ることでストレスを軽減できる効果的な方法が提案されています。

記録を続けることで、自己成長や将来の教訓となる情報を集めることができると述べられています。

元・陸上自衛隊員が現役時代に出会った「ヤバい上司」…「共通する特徴」が衝撃的だった

パワハラ、圧迫面接、クレーム、苦手な相手とのやり取り……みなさんはそうした日常のストレスにどのように対処していますか。

そのストレスの原因に真正面から対抗しようとしても、かえってしんどくなるかもしれません。あるいは、スポーツやゲーム、読書など別のことに集中し、嫌な出来事を忘れてストレスを発散するのも一つの手だとは思います。

しかし、実はもっとお手軽で将来の自分の成長にもつながる“楽”な方法があります。

※本記事は、小川清史:著『どんな逆境でも、最高のパフォーマンスを発揮する 心を「道具化」する技術』より一部を抜粋編集したものです。

就職活動で圧迫面接を受けたり、職場でパワハラ上司から理不尽に怒られたり、モンスタークレーマーの対応をさせられたりするなど、誰かに嫌な目に遭わされたら、どうしても精神的に辛いと思います。

しかし、ストレスに対抗しようとすると余計に辛くなるかもしれません。

まずは精神的な辛さを自覚して受け入れ、どうやったらその嫌な気持ちを引きはがせるか、どうやったら振り切れるかを考えましょう。

私がお勧めする方法は「記録」です。

書き方は基本的に自由ですが、まずは、「自分が受けた嫌なことは何だったのか」「それに対して自分はどのように感じたのか」を明瞭に認識し、客観的な記述(他人事のような気持ち)でそれをノート等に記録してください。

こうして書くだけでもそれなりにスッキリするのですが、数が増えてくると、今度はバリエーションが欲しくなります。

そうなると、もはや「コレクター」です。

例えば、パワハラ上司に激しく罵倒された時でさえ「おっ、今日はいつもと違うパターンの理不尽な怒り方をされたな」と冷静に受け止めることができて、むしろ家に帰ってそれを記録するのが楽しみになります。その境地に達すると、自然とその精神的に辛い出来事に対するストレスも軽減されます。

ただし、記録する際には、憎悪の言葉を書き連ねる等、マイナスの感情を“培養”するような書き方は避けましょう。

基準は、その記録を見返した時に悲しみや怒りなどがこみ上げてくるかどうかです。読み返した時に感情が揺さぶられてしまうような表現はやめておいたほうが良いと思います。

ただひたすら冷静かつ客観的に「コレクション」してください。

そうすれば、その記録は自分だけの「べからず集」になります。

例えば、パワハラ上司のことを記録し続けた場合、「いつか自分が誰かの上司になっても、このような人間にだけは絶対になってはいけない」という教訓集になるわけです。