首相「偽情報の拡散行わないで」 気象庁の「巨大地震注意」発表で

AI要約

8日夜、宮崎県の日向灘を震源とする最大震度6弱の地震が発生し、気象庁が南海トラフ地震臨時情報を発表。

岸田首相は地震への備えと避難準備を呼びかけ、偽情報の拡散を避けるよう強調。

首相は平和祈念式典に出席後、海外訪問予定について地震の影響を考慮しつつ判断する意向。

首相「偽情報の拡散行わないで」 気象庁の「巨大地震注意」発表で

 岸田文雄首相は8日夜、宮崎県の日向灘を震源とする最大震度6弱の地震が発生し、気象庁が「巨大地震注意」とする南海トラフ地震臨時情報を発表したことを受け、「政府から発信する情報をよく確認し、地震への備えの再確認と、地震が発生したらすぐ避難できる準備を行ってほしい」と国民向けに呼びかけた。「無用の混乱を避けるために、偽情報の拡散などは絶対に行わないようにしてほしい」とも述べた。首相官邸で記者団に語った。

 首相は9日に長崎市の平和公園での平和祈念式典に出席した後、同日から12日までの日程でカザフスタンとウズベキスタンの中央アジア2カ国とモンゴルの計3カ国を訪問する予定だ。これらの日程については「被害情報の収集を引き続き継続し、南海トラフ地震への警戒体制を構築しているところなので、それらの状況を踏まえて適切に判断したい」と述べた。【安部志帆子】