34人から預かった5億3600万円未返済、プルデンシャル生命保険「元社員が逮捕された」

AI要約

プルデンシャル生命保険(東京)は元社員が詐欺容疑で逮捕され、約5億3600万円が返済されていないことが判明した。

元社員は投資運用の名目で金銭を預かり、知人女性からも現金をだまし取ったとして逮捕された。

同社は調査を進め、契約者や関係者にお詫びのコメントを出した。

 プルデンシャル生命保険(東京)は7日、元社員の男(65)が石川県警に詐欺容疑で逮捕されたと発表した。同社の調査の結果、契約者など34人から預かった計約7億5000万円のうち、約5億3600万円が返済されていないという。

 同社によると、元社員は2011年3月まで同社金沢支社に在籍。1999年8月から退職後の昨年7月まで、同社の契約者などから投資運用の名目で金銭を預かっていた。同社は7日、ホームページで「契約者や関係者に深くお詫(わ)び申し上げます。今後も捜査に全面的に協力してまいります」とコメントを出した。

 石川県警によると、元社員は今月5日、金沢市の知人女性から2021年に現金500万円をだましとったとして、詐欺容疑で逮捕された。「だますつもりはなかった」と容疑を一部否認しているという。