損保問題受けて有識者会議が自主規制機関の設立提言へ

AI要約

金融庁が不正請求などの問題を受け、保険代理店を監督する新機関の設立を検討することがわかった。

ビッグモーターの不正請求や損保大手4社のカルテル問題がきっかけとなった。

報告書案には新たな自主規制機関の設立や損保会社からの便宜供与防止が盛り込まれる見通し。

損保問題受けて有識者会議が自主規制機関の設立提言へ

損害保険業界で不正請求などの問題が相次いで発覚したことを受け、金融庁の有識者会議が、保険代理店を監督する新しい機関の設立を検討するよう提言することがわかりました。

きっかけとなったのはビッグモーターによる保険金不正請求問題や損保大手4社がカルテルを結んでいたとされる問題です。

金融庁は今年3月、損保会社に対する監督のあり方や保険業法の見直しなどを視野に入れた有識者会議を設置し、議論を重ねてきました。

関係者によりますと、有識者会議が保険代理店への処分権限を持つ新たな自主規制機関の設立を検討するよう提言することが分かりました。

金融庁が持つ監督権限の一部を委譲し損保会社以外の第三者が保険代理店を審査・評価する仕組みを作るというもので7日にまとめる報告書案に盛り込まれる見通しです。

また、報告書案には、損保会社から代理店への過度な便宜供与を防止するべきとの内容も盛り込まれるということです。