詐欺容疑で逮捕の生命保険元社員、契約者らの金5億円超を未返済か

AI要約

石川県警は、自称自営業の城宝俊明容疑者を現金をだまし取った詐欺容疑で逮捕。プルデンシャル生命保険によると、同容疑者が元社員で、契約者ら34人から計約7億5千万円を預かり、うち約5億3600万円が未返済。

城宝容疑者は知人女性に500万円の投資を勧め、その現金をだまし取った容疑で逮捕。容疑を一部否認し、複数人から合計約4億円を預かったと主張。

プルデンシャル生命保険によると、城宝容疑者は過去に同社の社員で、計約7億5千万円を預かり、うち約2億1400万円を返金した経歴が明らかになった。

 投資金名目で現金をだまし取ったとして、石川県警は京都市中京区の自称自営業城宝(じょうほう)俊明容疑者(65)を詐欺容疑で逮捕したと発表した。プルデンシャル生命保険(東京)は7日、城宝容疑者が元社員で、同社の契約者ら34人から計約7億5千万円を預かり、うち約5億3600万円が未返済であることを同社の調査で把握したと発表した。

 県警金沢東署などによると、城宝容疑者の逮捕容疑は2021年8月ごろ、金沢市の60代の知人女性に対し、「500万円を投資に回しませんか」、「1年で120万円の運用益になります」、「元本も保証します」などと投資を呼びかけ、現金500万円を同容疑者の口座に振り込ませてだまし取ったというもの。

 「金を預かったことは間違いないが、だましとるつもりはなかった」と容疑を一部否認していて、「複数人から合計約4億円を預かった」と話しているという。

 プルデンシャル生命保険によると、城宝容疑者は11年3月まで同社金沢支社の社員だった。同社の調査で、1999年8月~2023年7月に、同社の契約者を含む34人から計約7億5千万円を預かり、うち約2億1400万円を返金したという。(椎木慎太郎)