主要インフレ指標など発表、「軟着陸」に期待=今週の米株式市場

AI要約

米株式市場は「ソフトランディング」予想を裏付けるデータを待ち、様々な経済指標の発表を待っている。

歴史的に9月は株価が低迷する傾向があるが、現在は0.8%上昇している。しかし、不安定な時期は大統領選まで続くかもしれない。

ネッド・デービス・リサーチによると、S&P500にとって9月後半は歴史的に最も低迷する2週間だという。

主要インフレ指標など発表、「軟着陸」に期待=今週の米株式市場

[ニューヨーク 20日 ロイター] - 今週の米株式市場は、投資家が経済の「ソフトランディング(軟着陸)」予想を裏付けるデータを求める中、製造業、消費者信頼感、耐久消費財、そして主要なインフレ指標である個人消費支出(PCE)価格指数の発表が予定されている。

歴史的に最も株価が低迷する9月だが、これまでにS&P総合500種は0.8%上昇。ただ、不安定な時期は11月の米大統領選まで続く可能性があり、「新たな利下げサイクルの始まりという興奮にもかかわらず、前途はまだ険しいかもしれない」(エドワード・ジョーンズのシニア投資ストラテジスト、アンジェロ・クルカファス氏)という。

1950年以降のデータを分析したネッド・デービス・リサーチによれば、9月後半はS&P500にとって歴史的に最も低迷する2週間だ。

市場は接戦となっている今年の大統領選に特に敏感に反応する可能性がある。UBSの株式・デリバティブ担当ストラテジストはノートで「データが大幅に悪化しない限り、米国の選挙がさらに前面に出始めると思われる」とした。