サラリーマンの「ボーナス」はいくら? 「平均値」と「中央値」を教えてください!

AI要約

日本では、年2回のボーナス支給が一般的であり、2023年には冬ボーナス支給の割合が増加していることが分かる。

冬ボーナスの支給額は50万~55万円の範囲が多く、過去5年間の平均支給額は62.5万円から66.5万円で安定している。

男女別のボーナス支給状況も示されており、データから日本のボーナス事情がうかがえる。

サラリーマンの「ボーナス」はいくら? 「平均値」と「中央値」を教えてください!

日本では、年2回(夏と冬)のボーナス支給が一般的です。サラリーマンのボーナス額は、企業や個人によって大きく異なりますが、本記事では、日本人サラリーマンのボーナスの平均値と中央値をご紹介します。

株式会社ライボの調査機関「Job総研」は、614人の社会人男女を対象に「2023年 冬ボーナス実態調査」を実施しました。調査結果によれば回答者のうち2023年の「ボーナス支給あり」と回答しているのは67.9%、「ボーナス支給なし」との回答は32.1%でした。冬ボーナス「支給あり」の割合は表1の結果でした。

表1

出典:Job総研「2023年 冬ボーナス実態調査」より筆者作成

2019年から2023年にかけて、ボーナスを支給されている人の割合が徐々に増加し、2022年から2023年にかけては大幅な増加が見られます。この結果から、日本の企業が徐々にボーナス支給を拡大させていることが分かります。

Job総研が行った「2023年 冬ボーナス実態調査」において、冬ボーナスが支給されると回答したのは417人でした。その417人に対して、支給額(支給予定額を含む)を尋ねたところ表2のような結果になりました。

表2

出典:Job総研「2023年 冬ボーナス実態調査」を基に筆者作成

ボーナス支給額にばらつきがあるものの、多くの人が50万~55万円の範囲内で支給されていることが分かります。一方で、一部の高額支給者が平均を引き上げていることから、支給額に大きな差がある可能性もあると考えられます。過去5年間の平均支給額の推移は表3の通りでした。

表3

出典:Job総研「2023年 冬ボーナス実態調査」より筆者作成

過去5年間のボーナス平均支給額は、概ね62.5万円から66.5万円の範囲で推移しており、比較的安定しています。2019年から2023年にかけて、平均支給額はやや増加傾向にあります。これは、景気や企業の業績の回復、または企業が従業員への報酬を改善する方向に向かっていることを反映していると考えられるでしょう。

■男女別に見た支給の有無と支給額

男女別のボーナスの支給状況は表4の通りです。

表4