押し寄せるロシア軍を撃退か 凄まじい「ドローン攻撃」映像をウクライナが公開 次々と車両を破壊

AI要約

ウクライナ国防省は、ポクロウシク方面でのロシア軍の攻撃を撃退したと発表。ポクロウシクは重要な要衝で、ロシア軍の攻勢が続いている。

映像には、ロシア軍の装甲車両に対する攻撃の様子が捉えられており、ロシア軍が車両不足を補うために大量の車両を投入していることが示唆されている。

イギリス国防省は複数の地域でのロシア軍の攻勢や能力不足、人海戦術について分析しており、ロシア軍の死傷者数についても推測を行っている。

押し寄せるロシア軍を撃退か 凄まじい「ドローン攻撃」映像をウクライナが公開 次々と車両を破壊

 ウクライナ国防省は2024年9月15日、東部ドネツク州のポクロウシク方面で、ロシア軍の大規模な攻撃を撃退したと発表。映像も公開しました。

 ポクロウシクは、ウクライナ軍の兵站輸送で重要な役割を担っている要衝です。まだウクライナ軍が保持しているものの、ロシア軍は同地の完全占領を目指し、兵力を集中して攻勢に出ており、予断を許さない状況が続いています。

 映像は、縦隊で進むロシア軍の装甲車両に、1人称視点での操作が可能な「FPVドローン」が次々と襲い掛かる様子を捉えています。戦車などの装甲車両に甚大な被害をうけ、車両不足も指摘されているロシア軍ですが、ポクロウシク方面には大量の車両を投入しているようです。

 

 イギリス国防省は2024年9月15日、ロシア軍が複数の地域で攻勢に出ており、ウクライナ東部ではヴフレダルとポクロウシク南東で徐々に前進していると発表。ただ、ポクロウシク市街地に向けては大きな前進はできていないと分析しています。

 

 またイギリス国防省は、ロシア軍が人員や装備の能力不足をカバーするために、人海戦術に依存しているとも指摘。ロシア軍の死傷者は、9月を通じて1日平均1000人を超える可能性が高いと推測しています。

 なお、ウクライナ軍の無人システム部隊の司令官は2024年9月6日、同国軍のFPVドローンの投入数が、今年6月から8月にかけて約25%増加したと表明。今後もドローンの発展に注力する方針を示しています。