〔NY外為〕円、一時140円台に急伸=米大幅利下げ受け(18日午後2時05分)

AI要約

米FRBが政策金利を0.50%引き下げ、円相場は急伸し141円00~10銭となった。

FRBは年内に0.25%×2回の利下げを予想し、積極的な金融緩和方針を示した。

日米の金利差による円買い・ドル売りが加速しており、米長期金利は低下している。

 【ニューヨーク時事】18日午後のニューヨーク外国為替市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)による0.50%利下げ決定を背景に円売り・ドル買いが進み、円相場は一時1ドル=140円80銭近辺に急伸した。午後2時05分現在は141円00~10銭と、前日午後5時(142円33~43銭)比1円33銭の大幅な円高・ドル安。

 FRBはこの日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を0.50%引き下げ、年4.75~5.00%にすることを決定した。利下げはコロナ危機時の2020年3月以来4年半ぶり。最新の経済・政策金利見通し(ドットプロット)では、年内の想定利下げ回数が0.25%で2回とした。年末までの積極的な金融緩和方針を受け、米長期金利が低下。日米の金利差に着目した円買い・ドル売りが加速している。

 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1160~1170ドル(前日午後5時は1.1109~1119ドル)、対円では同157円40~50銭(同158円25~35銭)と、85銭の円高・ユーロ安。