家族のために日産R32「スカイラインGT-R」を手放し30年…再びオーナーに返り咲き、19歳の頃のようにカスタムしては楽しんでます

AI要約

1989年にデビューした日産R32型「スカイラインGT-R」に魅了された上之園さんが、30年越しの夢を叶えるためにガレージアクティブのワイドボディキットを装着。

九州にあるガレージアクティブは、ハードチューンやフルレストアなどを提供し、R32 GT-Rに特化した独自スタイルのカスタムを展開。

距離を超える熱い思いで、上之園さんは北九州から鹿児島まで愛車のワイドボディGT-Rを完成させるために通い、その魅力に惹かれた。

家族のために日産R32「スカイラインGT-R」を手放し30年…再びオーナーに返り咲き、19歳の頃のようにカスタムしては楽しんでます

シャコタンやツライチなど独自スタイルのGT-Rカスタムを提案する九州唯一の専門店が「ガレージアクティブ」です。長年のドラッグレース経験を活かしたハードチューンやフルレストアなど、ワンストップでユーザーのニーズに応えています。そんな同社のオリジナリティあふれるマシンメイクに共感するGT-Rオーナーを紹介。今回登場するのは、30年越しの念願叶って再び日産R32型「スカイラインGT-R」を手に入れた上之園さんです。

1989年に日産R32型「スカイラインGT-R」がデビューして30数年。これまで数多くのエアロパーツがアフターマーケット市場に投入されてきた。「ただ、どれも納得できなかった、だったら自分で作ってしまえ」とガレージアクティブの坂本代表が開発に着手し、2018年に発表したのがR32 GT-R用ワイドボディキット。全幅を80mmワイド化しながら、オリジナルがもつスタイリングを損なわない造形は、カスタムカーでありながら、ノーマル派を含めた多くのR32 GT-R好きを納得させる出来栄えだ。

すでにカーボン/FRPを含めて20台以上(R33 スカイラインGT-R用も含む)の装着車両が存在し、国内外を含めて車両製作やパーツオーダーの依頼があとを絶たない人気ぶりだ。上之園 中さんもそのワイドボディキットに魅了されたひとり。インターネットで偶然見つけた、ワイドボディキットを装着したガレージアクティブのデモカーを見て、一瞬で心を奪われた。

「最初にR32 GT-Rを買ったのは19歳。あれこれと自分流に手を入れて楽しんでいたのですが、21歳で彼女の妊娠が発覚し、結婚。GT-Rは維持費もかかるので仕方なく手放したのですが、時間の経過とともに後悔と未練が募るばかりでした。売却してから30年目となる2021年に、偶然インターネットで見つけたガレージアクティブのワイドボディのデモカーは、奥底に封じ込めていたR32に対する情熱を呼び起こすほどの衝撃でした」

と語る上之園さん。ガレージアクティブを検索するとショップの場所は北九州。一方、上之園さんの住まいは鹿児島。同じ九州だが、最も離れている場所だ。それでも「これは行ける」と瞬時に来店を決断したというから、好きな思いはやはり距離を超越する。

ワイドボディキットを組み込む前提で、良質な中古車探しからアクティブに依頼。ほどなく見つかったシルバーのR32 GT-Rは上之園さんの手に渡ることなく、そのままガレージアクティブのボディファクトリーへと移動。約1年の期間を経て、インターネットを見て魅了されたワイドボディのGT-Rが完成した。対面した愛車はノーマルの良さを崩すことなく、新たな魅力を引き出していた。