デビューから25年、憧れ続けた日産R32「スカイラインGT-R」を手に入れ10年…「クラッチが踏めるうちは乗り続けます!」

AI要約

20代の頃から憧れていたR32型日産スカイラインGT-Rを手に入れたオーナーの物語。

長年の夢を叶えるために探し続けたR32を念願かなえた喜び。

専門店でのメンテナンスやカスタマイズを通じて、愛車のバージョンアップを楽しむ姿。

デビューから25年、憧れ続けた日産R32「スカイラインGT-R」を手に入れ10年…「クラッチが踏めるうちは乗り続けます!」

シャコタンやツライチなど独自スタイルの「GT-R」カスタムを提案する九州唯一の専門店が「ガレージアクティブ」です。長年のドラッグレース経験を活かしたハードチューンやフルレストアなど、ワンストップでユーザーのニーズに応えています。そんな同社のオリジナリティあふれるマシンメイクに共感するGT-Rオーナーを紹介。今回登場するのは、念願叶い手に入れたR32型日産「スカイラインGT-R」とともに、ショップデモカーのような仕様で楽しむオーナーです。

まさにひと目惚れだった。1989年の発売当時、スタイル、性能を含めて飛び抜けた魅力を備えていたR32型日産「スカイラインGT-R」。ただ、当時20代の髙田伸一さんにとって、とても手を出せる金額ではなかった。ゆえにディーラーに出向いて展示車を何度も眺め、街中で見かけたら当時の愛車であったAW11型トヨタ「MR2」で後ろを追いかけることしかできず……。その後、結婚して、子どもも授かったことで、R32はより手の届かないものとなった。

「R32に乗らないと死んでも死にきれない」

そのくすぶっていた思いが成就したのは約10年前のことだ。探し始めたのはさらに10年前からなのだが、予算と程度で納得できる個体はなかなか見つからなかった。そのことを知ってか、仕事関係の知人から、「見せてあげるよ」と用意されたのが、のちに愛車となるR32だった。

素人目にもコンディションのよさが伝わる個体で、その場で後先考えず「売ってもらえないか?」と言葉が出た。最初は断られるも3日間懇願し、最後は半分泣き落としのような形で承諾を得たという。

「時間が経つと相手の気持ちが変わるかもしれないので、即お金を振り込みました」

と髙田さん。長年の夢は叶えたが、冷静になるとその後の維持管理まで考えていなかったことに気がつく。悩んだ末に、長く乗るなら知識豊富な専門店でと決断し、以前から名前は知っていたガレージアクティブに飛び込みで訪問。以後、ビス1本の交換から作業を一任している。

「専門店であることだけでなく、坂本社長のクルマ作りのセンスに惚れたのも依頼を決めた理由のひとつです。カッコいいデモカーに近づけたい。そんな思いで徐々に愛車もバージョンアップさせています」