独総合PMI、8月速報48.5 2カ月連続50割れ

AI要約

8月のドイツのHCOB総合購買担当者景気指数が低下し、2カ月連続で50を下回った。

サービス部門PMIは依然50を上回っている一方、製造業PMIは低迷が続いている。

ハンブルク商業銀行のチーフエコノミストは、景気後退の可能性が高まっており懸念を示している。

独総合PMI、8月速報48.5 2カ月連続50割れ

Maria Martinez

[ベルリン 22日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた8月のドイツのHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は48.5で、7月の49.1から低下、好不況の分かれ目となる50を2カ月連続で下回った。

ロイターがまとめた市場予想の49.2も下回った。

サービス部門PMIは52.5から51.4に低下。依然50を上回っている。市場予想は52.3だった。

製造業PMIは43.2から42.1に低下。市場予想は43.5だった。

ハンブルク商業銀行のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は「製造業の不況が深まった。回復は視界に入っていない」とし、製造業の低迷がサービス業にも波及し始めていると指摘した。

「2四半期連続のマイナス成長の可能性が高まっており、ドイツでは近く再び景気後退の話が出るかもしれない」と述べた。